【悩ましい】軽自動車とコンパクトカーどっちが良い問題。「N-BOX」と「ルーミー」で維持費を比べてみると…？

トヨタ ルーミーカスタム

価格の安さだけでは測れないそれぞれの魅力

ボディサイズやスライドドアを備えたパッケージが共通しているN-BOXとルーミーですが、実際にはそれぞれ異なる魅力を持っています。

前述のとおり、年間維持費という観点では、N-BOXの方が維持費で有利な傾向です。

なお車両本体価格は、ベースグレード同士で比較すると、ルーミーが174万2400円、N-BOXが173万9100円とほぼ同等です。

また、リセールバリューにおいてもN-BOXは強みがあります。走行距離や車両状態によって変わるものの、年間20万台以上を安定して販売している人気モデルであることから、中古市場でも一定の需要があり、残価が期待できる傾向にあります。

一方で、ルーミーは排気量1000ccのガソリンエンジンを搭載しており、とくにターボ仕様（1KR-VET）では最大出力98ps、最大トルク140Nmとなり、N-BOXと比べ高速道路での余裕ある走りや加速性能が優れています。

加えて、ボディサイズを比べると、ルーミーは全長3700mm×全幅1670mm×全高1735mm、N-BOXは全長3395mm×全幅1475mm×全高1790mmとなっています。

全高はN-BOXの方が高いものの、全体的な大きさではルーミーが一回り大きく、その分室内もゆとりある空間が確保されています。

加えて、ルーミーはコンパクトカーのため5人乗りとなっており、後席の足元スペースや荷室容量にも余裕があります。

街乗りだけでなく、家族での遠出や荷物の多い用途などにも対応しやすく、使い方次第ではルーミーに魅力を感じる場面もあるでしょう。