【悩ましい】軽自動車とコンパクトカーどっちが良い問題。「N-BOX」と「ルーミー」で維持費を比べてみると…？

トヨタ ルーミー

年間の維持費を比べてみると

まず、自動車税は、軽自動車が一律で年額1万800円となっています。これに対して、排気量1.0L以下のコンパクトカーは年額2万5000円と、軽自動車の2倍以上の負担になります。

次に、自動車重量税（36ヶ月）は、軽自動車は7500円、コンパクトカー（重量1.0～1.5トン）では3万6900円です。

ただし、燃費基準+10％を達成している場合は25％軽減となり、エコカー減税が適用されることで重量税を抑えることができます。また任意保険料は、加入条件によって差がありますが、一般的には軽自動車の方がやや安い傾向があります。

燃費性能では、N-BOXがWLTCモードで21.6km/L前後に対し、ルーミーは18.4km/L（2WD車）と、数値上でもN-BOXのほうが優れています。

では、実際の燃料代はどれほど差が出るのでしょうか。年間走行距離を1万km、レギュラーガソリンの価格を170円/Lとして計算すると、一年間の燃料費はN-BOXで約8万189円、ルーミーで約9万2391円となります。

その差額は約1万3688円となり、見た目やサイズ感が似ていても、燃費性能の違いは年間を通してしっかりとコストに反映されることがわかります。

一年間の燃料費はN-BOXで約7万8703円、ルーミーで約9万2391円となります。

また、車検費用も法定費用・整備費込みで比べると、コンパクトカーの方がやや高い傾向があります。

以上のように、年間の維持費の総額は、軽自動車の方が数万円～10数万円ほど優位になる場合があります。