「ビーエム・ベンツがその値段？」印象の“半値以下”で買えてしまう令和の中古車事情とその理由

BMW 1シリーズ（先代）

格上のBMW 1シリーズも100万円台から買える

先代フォルクスワーゲン ゴルフ後期型（通称ゴルフ7.5）

印象価格：300万円？→実勢価格：総額180万円～

先ほどもちらりとご紹介したドイツのフォルクスワーゲン ゴルフ。現在はこれの次の世代（通称ゴルフ8）が新車として販売されているが、先代の中古車でも2017年5月に大幅な改良を受けた世代（通称ゴルフ7.5）であれば、ビジュアルの面でも装備の面でも、そしていわゆる走りの部分でも、かなりいい感じだ。とにかく安心して運転することができる一台で、それと同時に、これに乗っていると「決して大金持ちではないけど、経済的にちょっと余裕がある人」みたいな感じに見えるのが特徴となる。

そのようになかなかステキなゴルフ7.5ではあるのだが、走行1万km台までの「ほとんど新車？」みたいな物件でも、総額180万程度から狙うことができる。

先代BMW 1シリーズ

印象価格：400万円？→実勢価格：総額190万円～

こちらもドイツ製のハッチバックで、フォルクスワーゲンよりもブランドとしての格はやや上となる「BMW」が作っているものだ。2024年11月に新しい世代へフルモデルチェンジされたことで「先代」ということになったが、先代の中古車であっても走行距離の少ない物件をキレイに洗車しておけば、おおむね400万円は下らない車に見える。そして見映えの問題だけでなく、軽やかだが精緻な走りは非常に気持ちが良く、全体のがっちり感や高速道路を走る際の安定感などもきわめて好ましい。

そんな先代BMW 1シリーズも、個人的には特に「ミサノ・ブルー」というボディカラーカラーだと500万円級に見えてしまうのだが、実際は、走行1万km台の物件でも総額190万円からである。