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2014年は前年超え達成、軽は2年連続の記録更新

12月は6ヶ月ぶりのプラスに

夏以降、需要が減少し、11月まで5ヶ月連続でマイナスが続いていた国内新車マーケットだが、12月はようやく前年を上回った。また1-12月の累計では、1-3月の駆け込み需要の「貯金」に助けられ、前年超えを達成した。その状況を日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表したデータから見ていこう。

乗用車、貨物車、軽自動車も含めた12月の新車販売台数は前年比2.1%増の43万1918台で、6ヶ月ぶりのプラスとなった。前年実績を超えたのは4月の消費税増税後2度目。長く低迷が続いていたが、ようやく明るい光が見えてきた。ただしすべての部門が好調とはいかず、登録車は前年比マイナスとなったが、軽自動車の好調に助けられてトータルでプラスとなった。なお1-12月の累計販売は556万2887台で、前年を18万7374台(3.5%)上回った。

カテゴリー別に見ると12月単月の貨物車を含む登録車全体の販売は前年比8.8%減の23万1959台。乗用車は11.1%減の19万8408台と2ケタ減にとどまった。このうち3ナンバー車は前年比13.8%減の10万1626台、5ナンバー車は8.1%減の9万6782台と、いずれも前年実績を下回っている。5ナンバー車では「トヨタ アクア」や「ホンダ フィット」「日産 ノート」、3ナンバー車は「トヨタ プリウス」といったランキング上位車が、前年ほど勢いがなかったことが響いた。

1-12月の累計では、3ナンバー乗用車が前年を2.7%上回る143万7589台を販売したが、5ナンバー乗用車は3.4%減の142万2883台と伸び悩んだ。その結果、昨年は5ナンバー車のほうが多く売れたが、今年は3ナンバー車が1万4707台上回った。一方、法人需要が中心となる商用車は普通貨物車が15.0%増、小型貨物車は7.2%増で、全体では10.2%増と昨年に続きプラスを維持している。

軽自動車の12月の販売は前年比18.5%増の19万9959台に達し、12月としては過去最高を記録。1-12月の累計販売台数は前年比7.6%増の227万2789台で3年連続プラスとなり、2年連続の記録更新となった。軽自動車のシェアは31.2%に達し、3年ぶりに30%を超えるなど明らかに存在感を増している。

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