シリーズ一番人気の「A5スポーツバック」は予算の振り分けがキモ?
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一
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それから約7年、モデルチェンジした第2世代の「A5スポーツバック」が日本導入を果たし、箱根を拠点に試乗会が開かれた。会場の芝生に置かれた新型を見つけ、いろいろな距離と方向から眺めてみる。カッコいい。ヘッドランプの端からリアへ向かって伸び、前後輪の位置に合わせて少しホップするようにカーブを描き、リアコンビランプの直前でスッと消えるキャラクターラインが実にシャープでエレガント。高い生産技術を感じさせる。
基本的には先代同様のエレガントで洗練されたスタイリングだが、新型はところどころにマッチョとまでは言わないまでもマスキュリン(男性的)な部分が見つかる。たとえばリアフェンダーの肉付きがよく獰猛さを感じさせるところとか、ボンネットフードもわずかながらパワードーム風に盛り上がって力強い印象を与えるところとか。
8万5000円を支払うと塗ってもらえるマタドールレッドメタリック(こってりめの赤)のボディカラーもあって、太陽光の下よりも夜間の照明の下のほうが、芝生の上よりもアスファルトの上のほうが、練馬区より港区のほうが似合いそうなクルマだ。
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