新型「ムーヴ」はバランス重視の優等生タイプ。スライドドア以外は地味キャラだがライバルを研究した装備と価格が上手い
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一 13
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一 13
同じハイトワゴンのムーヴキャンバスに先に採用され、同車がヒットしたことも、ムーヴへのリアスライドドア初採用の大きな理由のはずだ。
RSでは左右ともに電動だが、GとXは左リアのみ電動で、右リアは手動(メーカーオプションで右も自動にできる。Lは両側手動でオプション設定もなし)。
手動の場合、ドアは軽く、開閉に力はさほど必要ない。スライドドアは車外からチャイルドシート(の子供)へアクセスしたり、足腰の弱い人が乗降したりする際には便利だが、ヒンジドアのほうが手っ取り早いのは事実で、ユニバーサル性能が必要ない世代にはさほどありがたみを感じない。
ただしリモコン操作によってクルマに近づきながらドアを開け始めたり、閉じ切る前にクルマを離れたりできるので、使い慣れるとまどろっこしさはなくなるかもしれない。
この日、RSとXに相次いで試乗し、Xではっきりと残念だったのは電動パーキングブレーキではないため、ブレーキホールドが備わらないこと。慣れるとなかった時代に戻れない機能の代表格なので、ある程度高価なクルマからダウンサイジングしてきた人には物足りないかもしれない。
走行性能の面では、ターボ、自然吸気ともに「スズキ ワゴンR」、「ホンダ N-WGN」、「日産 デイズ」、「三菱 eKワゴン」など、各社のハイトワゴンに劣る部分はなく、静粛性は一番ではないだろうか。
RSで189万円7500円、Xで149万500円(いずれもFWD)という価格もライバルを強く意識して設定されている。燃費もしかり。
リアスライドドア以外は、ムーヴじゃないと得られないものはないが、選びにくい要素もない。少し前まで生産そのものを長期間中止した影響で販売台数を落としていたダイハツだが、新鮮なモデルが登場したことで、以前のようによく売れるようになるのではないだろうか。
(終わり)
(写真:ダイハツ、日産、ホンダ、スズキ、三菱)
|あわせて読みたい|
>>新型「ムーヴ」スライドドアで130万円台~は安いのか、2年越しの“鮮度”は大丈夫?
>>新型「ムーヴ」の売れ筋Xグレードの“割り切り”と装備の狙いを開発者に聞いた
>>ムーヴを追う新型「ワゴンR」の今わかる情報。軽初の「フルハイブリッド」やEVも
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
2025カーオーディオの祭典! in JU米子高島屋 イベントレポート
勝者フェルスタッペン、2点差で王座に届かず「辛くはない。ここまで挽回したことを誇りに思う」袂を分かつホンダには感謝
高規格道路とド並行になった「特急」勝ち目は…意外とある!? 今年で“昇格”30年 県都と県都を結ぶ
まもなく発売「ホンダの“ハイブリッドSUV”」は世界最高の完成度!? 日本仕様の新型「CR-V」は“開発陣も自信満々”の装備内容と走りを実現
念願のF1タイトル獲得に、ランド・ノリス感激「本当に長い道のりだったけど、チームのみんなを祝福したい」
ホンダのネオスポーツカフェ『CB125R』、4つの新色を追加…2026年モデル欧州発表
コーティングはボディだけじゃダメ! 錆を抑える「防錆コーティング」も重要だった
ロイヤルエンフィールド/マットモーターサイクルズの新店舗が2026年新春、千葉県我孫子市にオープン!
令和のスーパーカー自転車は一味違う!! 生まれ変わった「昭和のヒーロー」
日産新型「ティアナ」登場、発売前に最速試乗! ロングボディ化で何が変わった? スタイリッシュセダン、中国に投入【試乗記】
【アップデート情報】60年に亘り進化を続けてきたアイコンスポーツカー ポルシェ911にモデルチェンジの時期が訪れている 試乗記を含む全情報
レクサス、次期EVスーパーカーの名称を『LFA』に決定 全高1.2m弱のコンセプト公開 全固体電池搭載か?【UK編集部の視点】
【ミニプリウスにキャラ変】装備充実の新型「アクア」。最強ライバル「ヤリスハイブリッド」と何が違う?
【コメント欄で激論】「初代コペンを彷彿」「300万円は超える」「市販化に期待」…「K-OPEN」実車公開の記事が話題
レクサス版「GR86」構想は本当にあるのか? 棚上げ状態から再始動の声が聞こえてきた背景
【いまさら聞けない】認定中古車のメリット・デメリット。購入者が主張する“意外な盲点”とは…どんな人に向いている?
290万円の「デリカミニ」登場で“価格天井”が崩壊。なぜ軽自動車の“高価格化”が止まらないのか
22万kmでも海外オークションで400万円超えた三菱「パジェロ エボ」。もし左ハンドルがあったらもっと高値になってたかも?
【知らなきゃ損】実は“革シート=動物が可哀想”じゃなかった。専門家が語るレザーの真実と、捨てられる牛皮“45%”の衝撃的現実
「クロスビー」が“実質フルモデルチェンジ”で昨対比269.8%と大復活。コンパクトSUVの王者「ライズ」を脅かす存在に!?
「N-ONE」一部改良。販売店には6MTの「RS」と「特別仕様車」に問い合わせ集中…「やっぱりMT車は運転が楽しい」の声も
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!