【スバルやポルシェと関係あるの？】中国BYDが「水平対向エンジン」発表。その正体や狙いとは

デンツァ N9

PHEV用の“独自”水平対向エンジンを開発か

BYDの発表によれば、N9に搭載される水平対向エンジンはプラグインハイブリッドに最適化した、独自開発ユニットといいます。細かいスペックは不明ですが、排気量は2.0Lで、前述したように4気筒ターボ。最高出力は152kW（207ps）ということです。

N9はフロント1個、リアに2個と合計3個のモーターから680kW（925ps）のシステム最高出力を発揮するというハイパフォーマンスなプラグインハイブリッドカーです。モーター出力に対して控えめなエンジン出力からすると基本的にはバッテリーを充電するための“発電用”と考えるのが妥当でしょう。

それはともかく、2.0L水平対向ターボエンジンといえば、スバルでは先代「レヴォーグ」などに積まれていたFA20DITが思い浮かびますし、ポルシェでいえば「718ケイマン／ボクスター」に2.0L水平対向ターボエンジンが搭載されています。

そして、スバルとポルシェ両社の2.0L水平対向ターボエンジンは、奇しくも最高出力は300ps（220～221kW）と同レベルのパフォーマンスとなっています。