次期型6シリーズに試乗 まずはカブリオレ登場
掲載 更新 carview! 文:萩原 秀輝/写真:BMWジャパン
掲載 更新 carview! 文:萩原 秀輝/写真:BMWジャパン
実は、ケープタウン周辺の海は航海の難所であり歴史を通じて数多くの難破船が発生している。確かに、今回も快晴と呼べる天気でありながら海面には白波がたち強風にみまわれることが多かった。風とともに砂が飛んでくるので、さすがにソフトトップを閉じることも。作動時間は、開ける場合よりもやや長く24秒を要する。ただし、40km/h以下であれば走行中でもソフトトップの開閉が可能なので慌てる必要はない。
ソフトトップを閉じてしまうと、クローズドボディのクルマと大差ない快適な室内環境が得られる。近くを走る大型車の騒音が浸入したり、強い陽射しの熱を室内で感じたりといったロードスター的ソフトトップのクルマで気になる問題は皆無。ソフトトップの内張の間には何層ものインシュレーターが挟み込まれているからだ。見た目にも幌の骨格が室内に露出している箇所がなく、次期型6シリーズならではのグレード感の高さを守っている。インテリアのデザインも洗練の極みに達し、上質なレザーを縫い合わせるステッチをあえて目立たせるなどラグジュアリー・クーペらしい装いを凝らしている。
それでいて、革新的な印象も与えてくれる。それを象徴するのが、10.2インチのフラット・スクリーンを持つ大型モニターだ。多くのモデルは、モニターをインスツルメント・パネルに統合されているが、次期型6シリーズはそれ自体をデザインの見せ場として位置づけている。フラット・スクリーンのフレームには亜鉛メッキが施され、最新のタブレットPCを思わせる新しさを感じさせてくれる。このあたりは、競合するラグジュアリー・クーペにはない特徴となる。
ちなみに、次期型6シリーズは現行型と比べるとボディサイズが全長で約70mm大きくなっている。とはいうものの、室内スペースが大幅に広くなっているわけではなくレポーターのように日本の男性として大柄な人が4名乗車するのは難しい。平均的な体格であれば4名乗車可能だろうが、フル4シーターカーではなく現行型と同様に2+2シーターカーに位置づけられる。ボディサイズは、後席の人をくつろがせるためではなくデザインのエレガンスやスポーティさを際立たせるために活かされるという、いかにもラグジュアリー・クーペらしい贅沢さがうかがえる。
なお、次期型6シリーズ・カブリオレは春先から日本市場にも投入される予定だ。モデルとしては、650iのほかに3リッターの直列6気筒に高精度ダイレクト・インジェクション、バルブトロニック、BMWツインパワー・ターボを組み合わせ320ps/5800rpmを発揮するエンジンを積む640iも用意されるはずだ。そして、年内にはクーペが加わり2012年には2010年の北京モーターショーで発表されたBMWコンセプト・グランクーペ(6シリーズの4ドア・クーペ)も出番待ちとなる。しばらくは、6シリーズから目が離せそうにない。
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