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次期型6シリーズに試乗 まずはカブリオレ登場

洗練度を上げた統合型アクティブステア

試乗した650iカブリオレは、ダンパーの減衰力とスタビライザーの強さを連続可変制御するアダプティブ・ドライブ、ステアリングのギア比を速度に応じて連続可変制御し後輪操舵と連携させるインテグレイテッド・アクティブ・ステアリングを装備していた。それだけに、走行モードをコンフォートにするとサスペンションはダンパーの減衰力を低めに保つので快適な乗り心地を約束してくれる。

ただ、路面によってはタイヤ(オプションの19インチ)の接地感の硬さが気になることもあった。近年にデビューしたBMWは、もはやランフラット・タイヤの装着にともなう硬さは気にならなくなっている。それだけに、突き上げに結びつくような不快感とは無縁でいられるものの、タイヤ固有の印象なのかほかに原因があるのか、日本市場に導入された後で改めて評価してみたい。

また、南アフリカは一般路でも制限速度が100km/hになる区間がある。速度が高くなると、目に見えない路面のうねりに気づかされるようなフワッとした印象を残しかねない。もちろん、それは走行モードをノーマルにすれば解決できる。ボディのムダな動きを抑えた洗練された乗り心地となり、それでいてサスペンションは相変わらずスムーズに動いている。ダンパーをやたらと引き締めるまでもなく、スタビライザーがロール方向の動きを巧みに抑えてくれるからだ。そのため、路面が荒れていても強い衝撃が乗員まで伝わることがなく、ボディ剛性は現行型よりも50%も向上しているだけにステアリングが左右に揺すられるといったスカットルシェイクをともなうこともない。

ステアリングは、低速域で軽めの手応えを維持するので日常的な取り回しで余計な負担を感じることはない。大西洋岸を走る場面にはきついコーナーが連続する区間もあるが、全長が約4.9mに達する大柄なボディサイズを意識せずにシッカリと4輪を路面に踏ん張らせながら駆けぬけることができる。車重は約2トンに達するものの、現行型のような重厚さが気にならずこの点でも走りの洗練度が向上しているように思える。

さらに、走行モードをスポーツにするとステアリング操作に対する応答性の正確さが強調される。内陸部に入ると、まるで南スペインを走っているような景色となり中高速コーナーが連続し快調な速域で飛ばせる区間となる。そんな場面では、ステアリングを切るたびに思わず笑みがこぼれる小気味よい応答性が楽しめる。素通しの視界や風を切る感覚が爽快さを増幅させていることはいうまでもない。

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