今さら聞けない「エコカー」 BEV、FCEV…積極的に選ぶ必要はあるのか？ それぞれの長所短所とは

ホンダ CR-V e:FCEV

メリットがあえばBEVとFCEVはアリ

続いて、電気自動車（BEV）と水素燃料電池車（FCEV）です。

静かさ抜群の電気自動車、充電が課題

電気のみで走るBEVは、エンジンを持たないため充電スタンドや家庭での充電が必要です。自宅に充電設備を設置すれば充電可能です。

日産「サクラ」やスバル「ソルテラ」、アメリカのテスラ「モデル3」などが有名です。

BEVは静かでスムーズな走行が特徴で、大容量バッテリー搭載モデルなら300～500kmの遠出も可能です。

デメリットは走行中の充電が不可で、充電時間が長いこと。充電スタンドはガソリンスタンドより少なく、遠出する場合は充電スタンドの場所や充電時間を事前に計画する必要があります。

水素燃料電池は近所にスタンドがあればアリかも

水素と酸素の化学反応で電気を生成し、その電気でモーターを動かして走る自動車です。BEVと同様にCO2を排出しないのが特徴です。

モーターのみで走行するため音が静かで、トヨタ「ミライ」やホンダ「CR-V e:FCEV」がありますが、選べる車種は限られています。

FCEVはBEVとほぼ同等の走行性能を持ちながら、水素の充填時間はガソリンとほぼ同じで短時間です。

デメリットは水素ステーションが少ないこと（2025年時点で全国に約170カ所）。近隣に水素ステーションがあれば魅力的な選択肢です。

エコカーとはどんなものかご理解いただけたでしょうか？ ライフスタイルに合ったエコカーを選んでみてはいかがでしょうか。

（終わり）

（写真：トヨタ、日産、ホンダ、三菱、テスラ）

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