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ホンダ シビックの大本命、ハイブリッドがついに登場。エンジンモデルに差をつける上質な完成度に注目

完成度の高いハイブリッド搭載でシビックは売れるのか

ホンダはハイブリッドをe:HEV(イーエイチイーブイ)と呼ぶ。e:HEVの見た目はICE版シビックとほとんど変わらない。前後のエンブレムがブルーになるほか、フロントグリル、ドアミラー、ピラーなどがマットブラックからグロスブラックに変更され、リアバンパーの形状がわずかに異なる程度。元々フォルムもディテールも抑制的でハッチバックにしてはおとなっぽいグッドデザインだと思うので、変えないでくれてありがとうホンダという気持ちだ。

新開発の2L自然吸気エンジンに、おなじみの2モーターを内蔵したCVTを組み合わせたパワートレーンが採用された。i-MMDと呼んでいた時期を含めるとe:HEVもすでにさまざまなモデルに搭載されてきたが、後から出てくるモデルほど洗練されている。最新版のシビックe:HEVは、まずエンジンが最大熱効率41%と高効率。「ハイブリッドのキモはエンジンである」と開発陣が主張するように、エンジンの発電能力が優れていればこそ、インサイトに対し出力を39kWアップしたモーターが真価を発揮するというもの。

アップダウンの激しいクローズドコースで試乗すると、電動車特有の低速からの豊富なトルクによって登り坂で強い蹴り出しが感じられ、走らせていて面白い。エンジンは適宜オン/オフを繰り返すが、負荷をかけるとかかり、低減すれば止まるという原則にのっとっており、なぞのタイミングでかかって興ざめということはない。

始動時の音と振動もよく抑えられていて気にならず、他社のハイブリッドに対するe:HEVの利点である電動感を楽しむことができた。スポーツモードを選ぶと、加速時にエンジンの原音にアクティブサウンドコントロールによるスピーカーからの擬似音を足して、高揚感のあるエンジン音が聞こえる。アクティブサウンドコントロールは、室内騒音をマイクで検出して逆位相の音を出して室内を静かにするアクティブノイズコントロールとしても機能する。ノイズを消して気持ち良い音だけ増幅して流すということだ。

今回、シビックe:HEVプロトタイプを試乗し、e:HEVというシステムの使い方の自由度を感じた。もちろんハイブリッドである以上、効率を上げるという大きな目的のためのシステムだが、同時にパワーブーストに活用しており、さらにパワートレーンとしての上質さが盛り込まれていた。シビックはベーシックなICE版に対し上質なe:HEV版という明確なキャラクター分けをしてきた。さらに今年のどこかのタイミングでタイプRという尖ったスポーツモデルが加わることで、シリーズは完結する。ともあれ販売上最も重要なe:HEVの完成度が非常に高いと感じた。これでも売れなかったら、それはシビックe:HEVのせいじゃなく5ドアハッチ自体がオワコン化したということだろう……と言いたくなるくらいに。

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