高性能の先の極上カーライフ。今井優杏が南仏で味わい感じた「ミシュランが長年愛される理由」とは
掲載 carview! 文:今井 優杏/写真:日本ミシュランタイヤ
掲載 carview! 文:今井 優杏/写真:日本ミシュランタイヤ
【Day2】
2日目のプログラムは2本。まず1本目は、モナコから1時間ほど山側に向かってバスで移動するという。まるで高野山参拝かと見紛うほどの九十九折を経て、ほぼイタリア国境に近い山間部まで運ばれた。そう、このあたりはモンテカルロ・ラリーのコースど真ん中だ。
夏の今では想像もつかない穏やかさだが、冬になると一転、超難関のスノーラリーとして、ブラックアイスバーンを擁するピーキーなコースが点在する。そしてまさに、これからホットラップ(いつぞやからプロによる高速同乗走行をこう言うようになった)を行うのがここサンタニェスであり、まさにラリー・モンテカルロのSS4だという。
登場したのはアウディ「RS3 LMS」のラリーカー。ステアリングを握るのはアンドレ・アレッサンドリア氏で、元欧州ラリー参戦ドライバーであり、プロのドライビングインストラクターだそうだ。
先に言っとく。ごめんなさい、正直舐めてました。
職業柄、私は割と名だたるプロドライバーの横乗りには慣れている。しかも今回装着しているのは競技用タイヤではなく、市販の「パイロットスポーツ 5(以下パイロットスポーツ 5)」だというではないか。インフルエンサー向けプログラムだからって私を甘く見たな、くらいの気持ちで気軽にジャングルジムを乗り越えて(ロールケージのこと)、助手席のフルバケットシートに身を沈める。自分で運転するわけでなし、くらいの余裕でニコニコと「レッツゴー!」とか言ってた自分を責めたい。
いや、とんでもなかった。
まずSS4の舞台となったコースは、恐ろしいほど狭かった。狭い上に片側は崖なのだ。そしてのべつまくなしにブラインドコーナーが連続する。つまり、アクセル!ブレーキ!アクセル!ブレーキ!の激しい連続で、それが登りも下りもあるんだからもう、脳みそシェイクが止まらないのだ。
しかも一般道だからわりとバンピーで、路面も割れていたりする。いや本当に、なんでモンテカルロ・ラリーはこんなコースを選んだのか!
>>ミシュラン・パッション・エクスペリエンスの様子を写真でチェックする
そして、驚愕すべきはパイロットスポーツ 5のポテンシャルなのであった。ハンドルを握っていたアンドレ氏に聞いたら、競技用タイヤと変わらないくらいに攻められてメッチャ愉しい! とのことだったが、たしかに制動時のグリップのタレなさ(どう考えてもタイヤ無交換で20回以上はアタックしてた)、そして加速時の踏ん張りなど、パフォーマンスの持続が異常。それは助手席で、しかも激しくシェイクされていても実感できるものだった。
なにより、アンドレ氏が一切気を抜いて走っていないことくらいわかる。むしろ私を含む女子たちをキャーキャー言わすために割と滑らせたりしてタイヤには厳しい走り方をしていたようにも感じるほどだったのに! これに“市販タイヤならでは”の低速になったらわりと静かだったりする部分も持ち合わせているのだから、なんと懐が深いのか。率直に驚いた。
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