これがメルセデスの“新しい顔”？ 光る巨大グリルが主役のコンセプトカー「ヴィジョン・アイコニック」登場

ヴィジョン・アイコニック

アールデコを再解釈したインテリアはクラシックとデジタルが融合

インテリアは「ハイパーアナログ×ラウンジ」をテーマに開発されました。アールデコ様式をベースにした造形と、最新のデジタル技術を組み合わせています。

ステアリングホイールは丸型4本スポークタイプで、クラシックメルセデスの意匠を継承。透明素材を使用したダッシュボードと組み合わせることで、軽快さと開放感を演出しています。

メーターパネルはアナログクロノグラフをモチーフにしたデザインで、デジタルアニメーションを用いて作動する仕組みです。

ダッシュボード中央には4つのアナログ時計を配置し、そのうち1つはAIコンパニオン機能を搭載しています。この時計型インターフェースは、運転状況やユーザーの好みに応じて情報を表示する仕組みを備えています。従来のインフォテインメントシステムとは異なり、視覚的な操作感を重視した構成になっています。

シートは深みのあるブルーのベルベットで縁取り、マザーオブパール（真珠貝の殻の内側の真珠層）の装飾を施しています。床材には職人による藁細工を採用し、天然素材の質感を強調しています。

インテリア全体は、素材やディテールを重視した高級感のある仕上がりで、クラシックと先進技術を共存させた空間となっています。