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新型セレナ急上昇。輸入車市場はBMWが2位に【マーケット概況・8月】

トヨタグループ3社とスズキが前年超え

乗用車(軽乗用車含む)のブランド別では、9ブランド中、トヨタ、スズキ、ダイハツ、スバルの4ブランドが前年を上回った。トヨタは普通乗用車が43%増、小型乗用車は3%増で、軽のみマイナスだったが、全体では17%増と対前年比で6ヶ月連続プラスに。グループ会社のダイハツは軽を2%増のプラスとし、全体では5%増と2ヶ月連続でプラスを維持した。

スズキは、軽が5%のマイナスだったが、「バレーノ」と「エスクード」の新型車効果により普通乗用車が264%増と驚異的な伸びをマーク。小型乗用車も37%増と大きく伸長したことで、軽のマイナス分を補って全体では3%増と2ヶ月ぶりにプラスに転じた。スバルは普通乗用車が5%増、軽は16%増を達成し、全体では5%増と2ヶ月ぶりにプラスとなった。なおスバルは7月末に現行「インプレッサ」の受注を中止し、9月初旬にいよいよ新型を投入する。

ホンダは「N-BOX」が絶好調の軽が11%増、普通乗用車は4%増だったが、小型乗用車が28%減と落ち込み、全体では6%減という結果に。日産は小型車が3%増、普通車は2%減と登録乗用車はまずまずだった。しかし軽は、主力車種の「デイズ」が販売ランキングでは3位に入る人気を見せたものの、前年比では減少しており、軽が29%減、全体では10%減という結果となった。8月24日の新型「セレナ」の発売で登録乗用車が伸びれば、情勢は好転しそうだ。

7月中旬に「アクセラ」を大幅改良したマツダは、低迷気味だった普通乗用車が回復してきて7%減まで持ち直した。全体では15%減となり、7月の24%減に比べ減少幅が大幅に改善した。三菱は普通乗用車については前年比71%減と厳しい状況だが、小型乗用車は53%増、軽乗用車は15%増と上昇し、全体では23%減まで回復した。レクサスは前年比3.5%減と2か月連続でマイナスとなった。

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