スバルXVは素晴らしい車だが国民車に相応しいか? の答えは「No」となる
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:SUBARU
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まずは燃費だ。
メカニズムに関する細かなうんちくはさておき、水平対向エンジンというのは「燃費を追求する」という面では決してベストな方式ではない。そのためか、筆者が乗るスバルXV 2.0i-Lのカタログ燃費は16.4km/L(JC08モード)とクラス標準ぐらいなのだが、実際のそれは12km/L前後である。
もちろんこれは使用環境や使用方法などによっても大きく変わる数字だ。ネットの掲示板などによれば、ほぼカタログ通りの数値や、それどころかカタログ以上の燃費を叩き出しているXVユーザーも多いと聞く。
だが、そういったユーザーというのはやはりいわゆる地方在住である場合がほとんどの模様。筆者のように「都内在住で、たまに遠出もするけど、基本的には都内および近郊の移動が中心」という場合、平均16km/L台は夢のまた夢だ(ちなみに筆者は決して飛ばすタイプではありません)。
いずれにせよ「都内で実燃費12km/Lぐらい」というのは、そこそこの図体を持つ4WDのクロスオーバー車としては「悪くはない」といったニュアンスかもしれないが、「国民車」として見るなら少々厳しいだろう。国民車の場合は、なんとなくだが「都市部でも15km/L以上」はマークしてほしい。
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