期待の新型BEVはなぜ消えた? ホンダが主力リソースを再び“ハイブリッド”に向ける決定的な理由とは
掲載 carview! 文:APOLLO NEWS SERVICE 71
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2026年3月12日、ホンダが発表した4輪電動化戦略の抜本的な見直しは、自動車業界全体に大きな衝撃を与えました。
今回の会見で浮き彫りになったのは、北米と中国という同社の2大市場における急激な環境変化と、それに翻弄された同社の苦境です。
今回の事態を端的に言えば、近年のBEVシフトに経営リソースを過度に集中させた結果、既存モデルの商品力低下を招き、収益性が大幅に悪化したという点に尽きます。
ホンダは2020年代後半に向けて「Honda 0(ゼロ)シリーズ」を中心としたBEV戦略を推し進めてきましたが、その開発に注力する一方で、主戦場であるアジア地域での競争力が相対的に低下した事実は否めません。
象徴的なのは、中国向けに開発されたBEV「e:NS2」の現状です(日本では「インサイト」として4月16日に発売予定)。業界では中国メーカーの価格やADAS(先進運転支援システム)の充実度に対し、商品力が劣っているという見方に加え、背景として昨年から過激化した中国メーカーの価格競争(ダンピング)の影響も多大とされています。
さらに、最大の販売比率を誇る北米市場でも誤算が続きました。EV補助金制度の見直しや市場環境の変化によって電動化の進展が鈍化したことに加え、関税政策の変更がハイブリッドモデルの収益を直撃しました。
市場のパラダイムシフトを見越した投資が、足元の制度変更という荒波に飲み込まれた格好です。
(次のページに続く)
#ホンダ #BEV #ハイブリッド #電動化 #自動車業界
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