セレナやポルテが急上昇 8月マーケット概況
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今回は、日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した8月の販売データからマーケット概況をチェックしていこう。まず輸入車、軽自動車を含め、国内で販売された乗用車総数は31万5791台で、前年同月比は115.6%(貨物車、バスを含む新車総数は37万777台、前年同月比112.4%)と11カ月連続で前年を上回った。
ただ、今年に入って常に30%超だった伸び率が15.6%と10%台にとどまり、減速感が出始めたのが気になるところ。軽乗用車は前年同月比30.9%増の11万779台だが、3ナンバー普通乗用車が同7.2%増の9万8386台、5ナンバー小型乗用車は同10.1%増の10万6626台で、3/5ナンバー乗用車合計では20万5012台の8.7%増とひとケタ台の伸びに終わった。東日本大震災前の2010年と比べると、2010年の7、8月はエコカー補助金終了間際の駆け込み需要が発生していたとはいえ、3/5ナンバー乗用車合計では2カ月連続で下回っており、今後の動向が注目される。
輸入車と軽乗用車を除く3/5ナンバーの国産乗用車(日産マーチの2692台、三菱ミラージュの1392台含む)は18万8156台、前年同月比は108.5%。メーカーブランド合計ではトヨタ、マツダ、スバル、スズキは前年を上回ったものの、レクサス、日産、ホンダ、三菱、ダイハツは前年割れで、それもホンダと三菱を除き2ケタのマイナスだった。
月間ランキングでは15カ月連続トップの「トヨタ プリウス(α含む)」、2位「トヨタ アクア」、3位「ホンダ フィット(シャトル含む)」のトップ3は5カ月連続で動きはなかったが、4位に8月にハイブリッド車(HV)を追加した「日産 セレナ」が3ランクアップ。発売後約1カ月でセレナ全体の月間販売目標6300台の2倍超の受注を集め、そのうちHVのSハイブリッドが約90%を占めている。日産は乗用車全体では前年割れだったが、セレナに加え、9月に発売された「ノート」も受注が1万2000台に達しているだけに、9月以降は勢いを取り戻しそうだ。
軽自動車は貨物車を含めた全体でも13万8405台/前年同月比122.1%と11カ月連続のプラス。車名別では「ホンダ N BOX」が1万7308台で、5カ月連続トップとなり、軽を含めたホンダの乗用車全体では41.6%増と好調をキープしている。このほかダイハツも好調で、軽を含めればダイハツの乗用車全体も16.4%増と前年を上回っている。
輸入乗用車は海外メーカー製のみでは1万6265台、前年同月比は109.6%(日本メーカー製を含む輸入乗用車全体では2万940台、同110.9%)で4カ月連続で前年を上回った。海外メーカーブランド別乗用車ランキングはVW(フォルクスワーゲン)が3506台/前年同月比100.1%で4カ月連続トップ、2位はメルセデス・ベンツで3028台/同124.6%、3位は2593台/同104.1%のBMW(ミニを除く)だった。4~10位のアウディ、ミニ、ボルボ、フィアット、プジョー、ジープ、フォードのうち、プジョーだけが前年同月比79.0%と前年割れで、8月も前年同月比114%増と好調だったアルファロメオは259台で、13位に後退した。
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