開発中のポルシェ「カイエン EV」が伝統のヒルクライムでSUV新記録。牽引性能にも注目集まる

ポルシェが開発中の電動SUV「カイエン エレクトリック」「画像：APOLLO NEWS SERVICE」

フォーミュラカーなみの加速性能

走行したのは「タグホイヤーポルシェフォーミュラEチーム」の開発ドライバー、ガブリエラ・ジルコヴァ選手。

全長914メートル、最大勾配16.7%のコースを31.28秒で走破し、これまでのベントレー「ベンテイガ」による35.53秒のSUV記録を更新しました。

また、スタートから20ヤード（約18.3メートル）の区間を1.94秒で駆け抜ける加速性能も確認されており、スリックタイヤを装着したシングルシーターレーシングカーに匹敵するタイムだったと報告されています。なお、テスト車両は公道用のサマータイヤを装着していたとのことです。

ポルシェはこのプロトタイプの正確な出力を公表していませんが、試乗したハモンド氏は、内燃モデルのカイエンの中で最も高出力な「ターボ E ハイブリッド」（739ps／544kW）を上回る可能性があると述べています。

さらに同氏は、カイエン EVでクラシックカーのラゴンダを牽引するシーンも披露しました。