ゴーンの戦略は正しかった!? あの徹底した利益志向の裏側を深読みしてみた
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:日産自動車
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車社会にまつわるモロモロのため、わたしの血圧は今日もまた微上昇を記録した。日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン氏が起こしたとされる事件に関連して何かともやもやしてしまうからだ。
事件そのものについて言うことは特にない。実際に何があったのか知るよしもない外野のひとりとして、「推定無罪」の原則を頭に置きながら、事件の今後を静かに見守るのみである。
そうではなく、もやもやするのは「車好き」と呼ばれる人たちが本件に対して発言している内容についてだ。多くの車好きが、本件を鑑みて以下のように言う。
「これを機に『面白い車』を作る日産に戻ってほしい」
言い方や細部に違いはあれど、おおむねの論旨はこのような感じだろう。筆者も(いちおう)車好きのひとりではあるので、この論旨に同意できる部分はある。ただ、「面白い車」という抽象的な概念をもっと具体的にしたうえでないと、話は始まらないとも思っている。
「面白い車」と聞いてイメージするものは人それぞれだろうが、かなり古典的なところでは「高出力エンジンを積んだスポーツタイプの車で、車高が低くてリアウイングとかも純正で付いてるMT車」みたいな感じだろうか。
そういった昭和っぽい車観を否定はしないし、そのような趣味をお持ちの人がいまだ一部にいらっしゃることも知っている。だが多くの車好きは今回、そこまで昭和っぽい意味で「面白い車を!」と言っているわけではないはずだ(……そうですよね?)。
正確なところはもちろんわからないが、たぶん、各位は下記のようなニュアンスで「面白い車を作れ」と言っているのだと筆者は思っている。
「SUVでもワゴンでもミニバンでも何でもいい。個人的にはMTが好きだけど、まぁ多段ステップATとかでも構わない。とにかく『リニアで生理的に心地よい走行フィール』が常に感じられる車を作っておくれよ。ナマクラなやつばっかじゃなくてさあ。そんで、できれば内外装の質感とかセンスもいい感じにして。もしもそういうのが出たらオレ、買うからさ!」
上記のような条件には、例えば最近のマツダ車全般やスバルの一部モデル、あるいはスズキの新作系小型車などが該当するのだろう。なるほど、車そのものや車の運転行為を愛する者としては、確かにそのような車にこそ乗りたいものだ。
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