限定車「STIスポーツ#」の狂騒と「STIスポーツ」グレード廃止の衝撃。スバルが見せる“選択と集中”の是非
掲載 carview! 文:大音 安弘 43
掲載 carview! 文:大音 安弘 43
顧客からの反応を尋ねると、その評価は上々だという。筆者は個人的に、従来型MT車である先代「WRX STI(VAB型)」とは駆動方式やトランスミッションが異なる点を気にする顧客がいると予想していたが、その点を指摘する人はいないとのことだった。
ここで駆動方式の違いを整理すると、先代VAB型は「マルチモードDCCD方式AWD」を採用していた。ドライバーズコントロールデフにより、センターデフのイニシャルLSDトルクを自動または手動で調整できるものだ。
トランスミッションも強化型の「TY85型」を搭載するため、駆動システム自体が重いという特徴があった。
一方、新型コンプリートカーのWRX STIスポーツ#」は、「ビスカスLSD付センターデフ方式AWD」と、スバルの標準的なAWD用MTである「TY75型」を組み合わせている。これは海外向けの現行型WRXのMT仕様と同じシステムだ。
4WD機構とトランスミッションがシンプルである分、軽量かつコンパクトであることが強みとなる。国内でも歴代インプレッサやレガシィの高性能MT車に使われてきた実績があり、システムへの信頼は高い。
スバルファンにとっても、待望のスバル4WDマニュアル車の復活という歓びが、機構の違いを上回っているのかもしれない。
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