新型アルト ラパンに試乗。誰にでも優しくフィットするクルマ
掲載 更新 carview! 文:藤島 知子/写真:望月 浩彦
掲載 更新 carview! 文:藤島 知子/写真:望月 浩彦
また、運転に不慣れなドライバーをフォローする機能も充実させている。もともと、ラパンの四角いボディはクルマの車幅感覚をつかみやすく、フロントウインドウを支える柱がドライバー側に引かれているので死角が少ない。
その上、車庫入れの際に心強いのは、4つのカメラ画像を重ねてクルマを真上から見ているような俯瞰映像をモニター上に映し出し、自車周辺の障害物を把握できる全方位モニターの採用。カメラ画像は2画面で表示され、車両の前方、後方、サイドの映像もチェックできる。
そして、いまクルマを買うなら付けておきたい予防安全機能が設定されている点も見逃せないポイントだ。時速5km~30kmで走行中に自車のレーダーが前方車両を検知している時、クルマが衝突する危険性があると判断すると自動緊急ブレーキを作動させて衝突被害を軽減する「レーダーブレーキサポート」や、ペダルの踏み間違い事故を抑制する「誤発進抑制機能」を全車に標準装備してきたというのは軽自動車界にとって大きなニュースとなった。
このように、ラパンのクルマづくりは20代~30代の女性をターゲットに進められたと言われているが、フタを開けてみれば、誰にとっても嬉しい要素が散りばめられている。ホッコリ和み系のキャラクターながら志を高くもつクルマづくりは懐が深く、実は誰にでも優しくフィットするクルマといえるのではないだろうか。
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