ホンダ「WR-V」一部改良。鳴り物入りのコスパ王に“テコ入れ”が必要になった理由とは?
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:本田技研工業 70
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XとZ+は価格未発表(夏ごろ発売)なので、Zグレードで改良前モデルとの価格差を見ると4万8400円と、約5万円の価格アップとなっています。
基本的には改良を受けていないXが価格アップするのかにも注目ですが、やはり最大の注目はシートにプライムスムースを奢(おご)ったZ+が幾らになるか、という点。Z+をベースにした特別仕様車のZ+ブラックスタイル(258万600円)はコンビシートとなるため、内外装の加飾やブラック系パーツを採用したとはいえ、ベースのZ+のほうが価格で上を行きそうな気もします。
価格帯が未定な理由としては、トランプ大統領就任以来、乱高下を繰り返して先が読めない為替の影響が最大の要因とは思いつつ、ホンダが“コスパ戦略”でマーケットに斬り込んだWR-Vが台数的には思ったより伸びていない状況などもあるのかもしれません。
兄貴分といえる「ヴェゼル」はベースグレードのガソリンモデル「G」が264万8800円とやや上の価格帯とはいえ、4WDが標準で各部の質感などでも差を付けます。こうした日本人好みの点などもあり、販売台数は2025年1月で5269台とWR-Vを大きく引き離しています。
ベストセラーの「ヤリスクロス」はもちろん、コスパで注目されるフロンクスなど、意外にライバルが多いコンパクトSUV市場。WR-Vの魅力であるボクシーで存在感のあるデザインと、広々とした室内スペースを武器に、新色や質感アップでどう戦うのか、夏のXとZ+発売にも注目です!
(終わり)
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