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“軽さ命”のスズキはなぜ新型SUV「eビターラ」に重いBYD製バッテリーを採用したのか? その戦略を読み解く

LFPの“長寿命”は「ユーロ7」にも好都合

スズキがLFPバッテリーを選んだ背景には、欧州で適用予定の「ユーロ7」規制も関係している。

ユーロ7といえば排ガス基準の厳格化で注目されがちだが、BEVやPHEV(プラグインハイブリッド)などの電動車両にも適用される項目がある。その1つが「バッテリー性能の長期維持」である。

ユーロ7では、8年間もしくは16万kmの走行後においても、バッテリー容量の72%以上を維持することが求められる。この要求に対してLFPバッテリーは、構造的に安定性が高く、寿命性能も高いため、適しているとされた。

eビターラの開発計画が始まったのは今から4~5年前。当時、LFPバッテリーは自動車用としてはまだ主流ではなかった。

それでもスズキは、あえて三元系を選ばず、LFPを選定した。規制対応やコスト、安全性を見越した上での判断であり、結果的には時代の流れに合った選択だったといえる。

(次のページに続く)

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みんなのコメント

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  • 2025/8/08 21:20

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    発火しないリン酸鉄リチウムバッテリーが重くても現時点ではベスト。発火事故が多いモバイルバッテリーやモバイル扇風機もすべてこれにしてほしい。他の軽量バッテリーの安全なものが出てくるまでは。
  • 2025/8/08 19:26

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    リン酸鉄リチウムイオン電池は、0℃を下回ると充電できないという大きな弱点があるんだけど、電池を温めるヒーターを内蔵するなどの対策はされてるのかな?
  • 2025/8/08 21:08

    違反報告

    スズキはシャシの前後部分を含むプラットフォームを担当して、電池搭載部分シャシと電気系の設計はトヨタとBYD協業設計ののbZ3セダンだろうから。インドの暑さとメンテナンス技術力を考えたら3元系は難しい。出来るだけ安全で出来るだけノーメンテ。6年なりして次期型の頃ならコバルトレスのニッケルマンガン系なり次世代の廉価タイプ電池になるでしょうし。

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