FFの「シビックタイプR TCR」に500馬力級のVTECターボ搭載!? HRCがS耐に投入したレーシングエンジンが速すぎた
掲載 carview! 文:ハシモトタカシ 29
掲載 carview! 文:ハシモトタカシ 29
11月15日から16日にかけて開催されたENEOSスーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE(以下、S耐)の最終戦である第7戦「S耐FINAL大感謝祭」に、チームHRCは開発中のレーシングエンジン「HRC-K20C」を投入した。
HRC-K20Cエンジンは、現行型「シビックタイプR」にも搭載される2.0L直列4気筒ターボ「K20C」エンジンをベースに、低コストながら300馬力台~600馬力クラスまでの様々なレースカテゴリーへの対応を狙ったエンジン。
サーキットならではの長時間のフルスロットル走行に耐えうる耐久性を確保しながらも、HRCがF1やSUPER GTといった最高峰カテゴリーで磨いたレーシングエンジンの燃焼技術も取り入れつつ、量産部品を用いることで、出力の向上とコスト低減を図っている。
このエンジンには、340馬力までをカバーする「スペックA」、400馬力を狙った「スペックB」、500馬力以上を狙った「スペックC」、600馬力クラスを狙った「スペックD」まで4つのスペックが存在する。
スペックBは、強化ピストンやコンロッド、オイルジェットや高強度ボルト、オイルバッフルや強化シリンダー以外ほとんどが量産のK20Cエンジンと同じだそうで、シリンダーブロックは、量産品をベースに鋳造方法を工夫して強化。このエンジンは、すでにアメリカのツーリングカーレースやパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムなどで投入されている。
最高峰のスペックDは、量産エンジン部品を流用しつつ、大型のターボチャージャー、シリンダーヘッド、カムシャフト、オイルシステム(ドライサンプ)、エキゾーストシステムなどを変更し、高出力化に必要な部分には補強を加えた仕様。カムシャフト以外の動弁系は量産部品の流用(一部V6機種のものを使用)とのことだ。
昨年の11月7日には、このスペックDを旧型となるスーパーフォーミュラマシン「SF19」に搭載しテストするなど、HRCは開発を続けてきた。
(次のページに続く)
#シビックタイプR #HRC #K20C #レーシングエンジン #スーパー耐久
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
日本導入が待ち遠しい!新型EV「iX3」が目指した次世代のBMW
普段使いからスポーツ走行まで!! アウディ A3スポーツバック/セダンに「クワトロモデル」追加
温泉地を走る「日本最古級の電車」! 空から見た「100歳超の長老」の雄姿も世代交代か
加工いらずで別次元の音へ! FOCAL/BEWITHのジムニー専用キットを徹底試聴
ヒョンデのハイパフォーマンスEV「IONIQ 5 N」がドライビングの愉しさを深化させるアップデートを敢行
Q1突破か、クラッシュか……ルクレール、扱いにくいマシンに「5番手で満足するのはつらいけど、それが現状」
ドイツ潜水艦に「神棚」があった!? 日独をつないだ「過酷な作戦」 100年にわたる“水面下の交流”とは
トヨタ新「5人乗りバン」発表! 全長4.2m“カクカクボディ”&「上質×広々インテリア」採用で実用性もバッチリ! 「リッター24キロ超え」も低燃費も魅力! 安全機能も進化の「プロボックス」最高級モデルとは?
【イタリアとドイツのパトカー】イタリア警察は「マセラティ MCPura」ドイツは「シュコダ コディアック」を購入
「LEMOTTO」と「サンモリッツ」初のコラボ店舗、御在所SAに12月19日開店
メルセデスのウルフ代表、角田裕毅に謝罪「ユウキには申し訳ないことをした。あれは我々のミスだ」
なぜ日本のEVバスは「中国BYD」だらけ? 国内企業が勝てない“価格と実績”の壁
【速報】トヨタが新型「GR GT」「GR GT3」を世界初公開! 650psのV8ハイブリッド×アルミ骨格の“次世代フラッグシップ”の正体判明
【もう高い車はいらない】「ランドクルーザーFJ」の価格はどうなる? メカニズムから読み解くエントリーモデルの位置づけ
【実際どうなの?】「フォレスター」購入者のリアルな声…総合4.7点とダントツ高評価。弱点克服で売れるのも納得
【走りのホンダ、再起動】次期「シビック/CR-V」は“プレリュード譲り”のS+シフト搭載か。ハイブリッド&BEVでも“MTの高揚感”を追求
【軽FR復活の決定打】ダイハツ次期「コペン」が想像以上に本気。「ランニングプロト」が示した“完全FR化の確証”とガチ開発の全貌が明らかに
【実際どうなの?】「日本カー・オブ・ザ・イヤー 10ベストカー」のユーザーレビュー…軒並み高評価が並ぶも、やや予想外となったモデルも
290万円の「デリカミニ」登場で“価格天井”が崩壊。なぜ軽自動車の“高価格化”が止まらないのか
【コメント欄で激論】「500万超えは厳しい」「アルファード買ったほうがいい」…「オデッセイ」一部改良に関する記事が話題
【新型「アクア」に何が起きた?】マイチェン直後なのに“異例の低迷”。生産遅延と「ヤリスハイブリッド」の共食いで事実上の敗北状態に陥ったワケ
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!