【残念？】新型「アリア」の一新されたデザインは「リーフとほとんど区別がつかない」と不評…機能での“差別化”が重要に

新型リーフ

「リーフ」との差別化が重要に

ある業界関係者は、これらの意見に対して次のように話します。

「新型アリアのデザインがリーフと似ているという指摘は、同社のBEVデザイン戦略における課題を示唆しています。

確かに両車とも滑らかな曲線や閉じたフロントマスクを採用し、ブランドとしての統一感を打ち出しているものの、『高級BEV』としてのアリアの個性が埋もれてしまう懸念が指摘されます。

今後、アリアがプレミアムSUVとして存在感を高めるためには、デザイン面での差別化が不可欠です。具体的には、内外装の素材選定や光の演出、カラーデザインなど、質感や感性に訴える方向での進化が求められます。

また、日産の次世代BEVブランドとして、アリア専用のグリル意匠やライティングシグネチャーを確立することも重要です。

リーフが『実用性の高いBEV』であるのに対し、アリアを『ラグジュアリーなBEV』と位置づけることで、見た目の類似性を超えた住み分けが可能となります。つまり、デザイン差別化は単なる外観の問題ではなく、日産がBEV時代におけるブランド階層をどう構築するかを示す指標となります。

今後のモデル展開では、性能や装備だけでなく、デザインを通じたブランド価値の明確化が重要な課題となるでしょう」

このように、新型アリアは外観デザインにおいてリーフとの類似性に評価が分かれています。

まもなく「ジャパンモビリティショー2025」でその実態が明らかとなりますが、どのように差別化されるかが大きな注目点となるでしょう。

（終わり）

（写真：日産）