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F1ユニットを超えた超複雑ハイテクマシン、AMGプロジェクト ワンを解説

文字通り公道を走れるF1ベースのスポーツカー

AMG社長トビアス・メアースのメッセージによればプロジェクト ワンはメルセデス・ベンツの子会社 AMGの創立50周年を記念して開発された“究極のエフィシェンシーから究極のパワーを生み出すスポーツカー”である。パワープラントは連戦連勝を続けるメルセデスAMGのF1から移植されたもので、市場では唯一無二の存在になる事は間違いない」と豪語する。

「プロジェクト ワン」はAMG内のコード「R50」で、密かにドイツ本社のあるアッファルターバッハとイギリスのブラックリーの間で開発が進められて来た。社長の言葉通りF1のパワートレーンをモディファイし、公道を走れるF1ベースのスポーツカーである。

その要となるF1譲りのパワーユニットは、1.6リッターV6直噴ガソリンターボ・エンジンに「ERC(エネルギー回生システム)」と呼ばれるF1独自のハイブリッドシステムを組み込んだもので、熱エネルギー変換システムの「MGU-H」と、キネティック変換の「MGU-K」という2種類のシステムで構成される。

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