【徹底検証】「軽にターボは不要」は本当か? 200万円時代に後悔しないNAとターボの境界線
掲載 carview! 文:koensha 211
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NAエンジンとターボエンジンの違いを語る際、カタログスペックの「最高出力」だけに目を奪われてはならない。現在の軽自動車の最高出力は、NAモデルで50馬力台後半、ターボモデルで自主規制上限の64馬力と、その差は数字上ではわずかに見える。しかし、実際の運転でドライバーが感じる「走りのゆとり」を決定づけるのは馬力ではなく「最大トルク」とその「発生回転数」である。
NAエンジンの最大トルクはおよそ60Nm(ニュートンメートル)前後で、これを最大限に引き出すためにはエンジンを4000回転前後の高回転まで回さなければならない。一方のターボエンジンは、100Nm前後という1リッター車並みの強大なトルクを、わずか2000〜3000回転という日常的によく使う低い回転域で発生させる。この特性の違いが、日々のドライブにおいて決定的な差を生むのである。
たとえば、スーパーでの買い物帰りに大人3人が乗車し、少し急な坂道を登るシーンを想像してほしい。NA車の場合、アクセルペダルを床近くまで踏み込み、高回転特有の大きなエンジン音を発しながらようやく進んでいく。車内には盛大なノイズが響き渡り、同乗者との会話もままならないだろう。
対するターボ車は、アクセルに軽く足を乗せているだけで、静かな車内環境を保ったままグイグイと坂を登っていく。現代の道路事情、とくに流れの速い幹線道路での合流や、休日の郊外へのドライブにおいて、アクセルを深く踏み込まなければならないという状況は、ドライバーに想像以上のストレスと疲労を蓄積させるのだ。
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