【赤字転落のホンダは何で巻き返す?】「N-BOX EV」や次期「ヴェゼル」、さらに“プチバン”まで見えてきた復活シナリオ
掲載 carview! 文:山本 晋也 162
掲載 carview! 文:山本 晋也 162
まず、北米(アメリカ)市場においては、開発・生産リソースをハイブリッド車に再配分するという。
今回の決算発表に合わせて、2年以内に発売予定となっている次世代ハイブリッド車のプロトタイプ「Honda Hybrid Sedan Prototype(ホンダ ハイブリッド セダン プロトタイプ)」と「Acura Hybrid SUV Prototype(アキュラ ハイブリッド エスユーブイ プロトタイプ)」を世界初公開したのは、まさに北米市場こそがホンダの命綱であることを示している。
忘れられがちかもしれないが、アメリカ・トランプ政権が関税を武器に世界各国と交渉を進めた背景には、アメリカ国内でものづくりを回帰させる狙いがあった。日系メーカーのなかでも、アメリカでの現地生産率が高いホンダにとって、そうした政策は本質的には有利に働くものであり、アメリカでの生産能力をハイブリッドにフォーカスさせるというのは理にかなっている。
ここで注目したいのは、単にハイブリッドの生産数を増やすという話ではなく、次世代ハイブリッドシステムの搭載を宣言していることだ。
プラットフォームまで一新することで、2023年モデルに対して30%以上のコスト低減と10%以上の燃費向上を目指すという。さらに、次世代プラットフォームに合わせて電動AWDユニットを新開発するということで、走りの楽しさや上質さといった付加価値を与えることも考慮しているというから、興味深い。
この次世代ハイブリッドを搭載したモデルは、2029年度までに北米向けの大型モデルを含めてグローバルで15モデル投入する計画となっている。当然ながら、日本向けにも次世代ハイブリッドモデルは投入される。
今回の発表では、2027年より複数の次世代ハイブリッドモデルが日本でデビューし、さらに2028年には新型「ヴェゼル」が次世代ADASとともに日本でローンチされることがアナウンスされた。
高速道路だけでなく、市街地でも運転支援を実現する次世代ADASは、2028年からの5年間で、グローバルには15モデル以上のハイブリッド車に搭載する予定となっている。
その仕上がり次第ではホンダの売上を大きく伸ばすことにもつながるだろう。パワートレイン戦略では右往左往したホンダが、ADAS領域でブランド価値をどれほど高められるか、大いに注目だ。
(次のページに続く)
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
ホンダが上場以来初の赤字決算をどう乗り切る!? 新型HEVに命運を賭ける復活のシナリオ!
グレード整理にスポーティ顔! ホンダ フィットに大鉈を振るった理由を開発者に直撃インタビュー!!
三菱「パジェロ」今秋復活へ 軽や小型モデル展開も視野に シリーズ化の狙いとは
おかえり日産「プリメーラ」!! 約20年ぶり復活でも中身は中国生まれの大型EV「N7」だった
2026上半期 間違いない “実力車”を見極める!
「EVを買うなら日本車以外で」 いま欧州で何が起きているのか? シェア10%割れが視野に入る、日本メーカーの新たな試練
常識破りの連続!! 破天荒な軽トラからNSXまで名車が続々! “技術のホンダ”を築いた革新車たち
じつはファンの多い「軽バン」を選ぶ楽しみが消える! OEM化がさらに進んで実質1車種になる可能性もゼロじゃない
2026年上半期をにぎわせたニューモデル41選! 注目必須の国産・輸入車を総ざらい
日本では販売終了の「カムリ」…なのにアメリカで年間31万台! 若者も選ぶ「おじさんセダン」の海外評価
2026年前半クルマはこう走った! 業界ニュース鬼チェック
「無理して車格は上げません」ボーナス商戦を襲うインフレの波! 4割の買い手が選択した生活防衛のリアルとは
【SNSで再燃】日産「シルビア」復活論は本当にあり得るのか…立ちはだかる4つの壁と“手頃なFR”への幻想
マツダが見据える「SUV人気の継続」。世界で伸びるコンパクトクロスオーバーと、タイ生産「次期CX-3」への期待
好調の「フロンクス/クロスビー/ジムニー」の裏で伸び悩む「スイフト」。それでも販売が“健闘中”と言えるワケ
【なぜ「オラオラ顔」は増える?】新型「N-BOX」に見るホンダの狙いと市場のギャップ。日本で「メッキグリル」が支持される理由
【看板が変われば10万台売れる】ダイハツ「ロッキー」1万7393台に対し、トヨタ「ライズ」が10万7275台を記録した実力差
ライバルを圧倒し続ける「N-BOX」。他メーカーが超えられない理由とは…今後は「BEV」が重要な鍵に?
【新型「CX-5」は絶好調なのに】マツダ「CX-60/CX-80」はなぜ伸びない? いまも残る“初期評価”の影
【プライドを捨てた大連合】ホンダ・日産・三菱の3社がECU共通化に最終合意へ。宿敵たちが選んだ実利優先の道
【なぜ10年超モデルが急増?】「マツダ2」生産終了で見えた現行型をあえて磨き続けて長く売る日本車の新常識
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!