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ベンツ AクラスがMC。河口まなぶがテスト!

ベンツの辞書に不可能は無い

振り返るとAクラスの登場は実に衝撃的だった。メルセデス・ベンツ初となるFFのコンパクトカーだったことや、登場直後のエルクテストによる転倒事件、それに対しESPの標準装着化で素早く対応したメーカーとしての姿勢…。

そこには、移り行く自動車の時代が色濃く反映されていたし、自動車の生みの親にもミスはあるという側面も垣間見えたし、だからこそ問われたメーカーの真摯さも伺えた。ただそれも10年以上前の話。その後Aクラスは熟成を受けて進化し、2005年にはフルモデルチェンジを果たして2代目となった。

僕は2代目モデルの国際試乗会に参加させてもらったが、そこで印象的だったのは、2代目モデルは万全に仕上げた…と言いたげなメルセデス・ベンツのスタッフの意気込みの強さだった。特にダイナミクスに関してその思いは強く、リアにスフェリカルパラボリックスプリングアクスルという、聞いたことも見たこともないような形式の特異なサスペンションを与えたことは象徴的だった。このリアサスのルーツは実に100年以上となるメルセデス・ベンツの歴史の中に見ることができるが、21世紀となった時代の新型車に対して、あえてそうしたものを模索するほど、彼らには強い意気込みがあったことの表れだろう。

事実2代目Aクラスは触れて良し、走って良しの1台に仕上がっており、改めてメルセデス・ベンツの辞書には不可能という言葉がない、と思わされたほどだった。あれから3年以上が過ぎ、Aクラスはフェイスリフトされて今、僕の目の前にある。もっともこの3年の間に、新たにAクラスから派生したBクラスが登場し、Aクラスも生まれた時とは位置づけも少し変わった。事実販売の面ではBクラスが、Aクラスから派生した後発ならではの数々のメリットによって台数でも勝る状況である。ならばAクラスは既に使命を果たしたモデルなのか? 否、と僕は思うのである。

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