【皮肉な実態】バブル時代の花形「新車ディーラーのセールスマン」はなぜ今、夢とやりがいを奪われてしまったのか?
掲載 更新 carview! 文:大音 安弘 80
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新車ディーラーのセールスマンといえば、かつては努力次第で稼ぐことができる商売の代名詞であった。首都圏にある国産メーカーの新車ディーラーで営業マンだったA氏に話を聞くと、当時は基本給に、販売台数に応じて加えられるインセンティブによる収入が大きかったと振り返る。
「メーカーにより様々ですが、うちは車種ごとに1台あたりのポイントがあり、その総数に応じてインセンティブが与えられました。特に大きかったのが、ボーナスや決算などの拡販期にだけ追加されるインセンティブ。目標台数をクリアすると5万円から10万円が追加で貰えたのですが、年に4回ほどのタイミングがあったので、それが大きかったですね」
新車販売時に発生したインセンティブは、車両本体だけではない。フロアマットやドアバイザー、ナンバーフレームなどをセットにした「ベースキット」等のディーラーオプション品の装着率が80%を超えると、報酬が発生した。
また、かつての新車ディーラーは販売在庫を多く抱えていたこともあり、在庫車の販売でもプラスで報酬が発生した。これは当時の新車完成検査の有効期限が半年であったためだ。
完成検査が切れると、書類だけで登録することができず、各地の陸運支局に車両を直接持ち込んで検査・登録を行う必要が出てくる。この「持ち込み登録」は販売店にとって多大な手間とコストになるため、期限内に売り切るための強力なインセンティブが設定されていたのである。
さらに、自動車任意保険やクレジット、JAFの新規入会も貴重な収入源であった。
もちろん、それら収入のプラスとなる商材には厳しいノルマが設定されていた。そのため新車セールスマンも必死で販売を行い、訪問販売やチラシのポスティングなど、猛烈に働いた彼らは、過酷な労働環境ながら報われることも多かったのだ。
金銭面だけでなく、優秀なセールスマンほど顧客との付き合いも深くなり、人と人の繋がりで生まれる喜びも大きかったという。年間販売トップの者にはメーカーからのご褒美としてハワイ旅行がプレゼントされるなど、まさに“古き良き時代”の話である。
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