【異例の公開開発がスタート】2.0L直4ターボ搭載のミッドシップ4WD「GRヤリス Mコンセプト」は初戦から異次元のスピード。現況と市販の可能性は?
掲載 carview! 文:ハシモトタカシ 34
掲載 carview! 文:ハシモトタカシ 34
コースサイドでMコンセプトの挙動をチェックしてみると、下りコーナーといったアンダーステアが出やすい箇所では「GRヤリス DAT レーシング・コンセプト(104号車)」などよりもスムーズにターンインしているように見えたが、立ち上がりでややリアがナーバスな動きを見せるシーンもあった。
高橋氏によると、現状はまだ「本当に一歩目。こうして走っていることが奇跡」という状態だそうで「ゴールもまだ見えない」と言うほど先は長いそうだ。
一方で高橋氏は、「お客さんから『頑張って!』と応援してもらえると、開発するエンジニアたちのモチベーションも凄く上がるし、我々も頑張りたくなる。(中略)将来購入されるお客さまも『自分たちが一緒に開発に関わってきた』という(我が子を見守るような)空気感を作りたい。そういう理由もあって『公開開発』に踏み切った」と話す。「購入」と言うあたり、やはり市販化を見越しての開発であることは間違いなさそうだ。
世界的にも稀有な(メカニカルな)ミッドシップ4WDモデルであるMコンセプト。「MR2」の後継車などと巷では噂されているが、その市販モデルがどんなモデルになるかは“まだ”わからない。なんせ2007年の「MR-S」の販売終了から20年近い時が経っているのだから、ゼロから開発がスタートした状態なのだ。
まだ走り始めたばかりで課題も多いが、ドライバーからは「とにかく曲がっていて楽しい」というポジティブなコメントも聞かれているという。
決勝レースは3時間を無事完走し、ウエットコンディションのなか水を得た魚のような走りを披露。賞典外ながら長くトップを快走し、最終的にはグループ2の上位でチェッカーを受けるなど、観客や関係者を驚かせた。高橋氏が「想像以上に速い」と言うように、そのポテンシャルはかなり高そうだ。
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