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【異例の公開開発がスタート】2.0L直4ターボ搭載のミッドシップ4WD「GRヤリス Mコンセプト」は初戦から異次元のスピード。現況と市販の可能性は?

オートポリス戦を欠場に追い込んだ「2つの課題」

近年国内でも屈指の人気を誇るS耐において、各自動車メーカーが“共挑”しながら将来に向けて技術開発しているのはよく知られている。

これまでもトヨタ(TOYOTA GAZOO Racing)は「水素カローラ」といった車両をS耐という“走る実験室”で鍛えており、マツダはS耐で培った技術をベースに、先日「マツダ・スピリット・レーシング ロードスター」をデビューさせた。

Mコンセプトも当然、S耐での「公開開発」が行われる予定だったのだが、7月26~27日に行われる第5戦オートポリス直前で出走をスキップ。スキップの理由は、1つは熱害、もう1つはミッドシップ4WDの挙動を制御しきれず、耐久レースを走り切るレベルに達していないからだった。

世界ラリー選手権(WRC)で勝つために、フロントエンジンのコンパクトなGRヤリスの車体に、400馬力超とも言われる超高出力ターボエンジンをミッドに“無理やり”搭載するのは、走行風が当たらずクーリングが難しい。

今回は、リアタイヤハウス前やリアクォーターウインドウに大胆な導風口を設置するなど、年初のオートサロンから大幅にアップデートされている。後方のエンジンルーム内の補器類などの取り回しも、オートサロンの時よりかなり変更が加えられた。

ミッドシップ化により「神に祈る時間」は減少したものの、当初その挙動はかなりピーキー。プロドライバーなら対処できるが、かなりの腕を要求されるレベルだそうで、7月のオートポリス戦の際にGRカンパニープレジデントの高橋智也氏に話を伺うと「クルマの動きがドライバーが意のままにコントロールできないのでドライバーの安全そのものに関わってくる」ほど深刻だったそうだ。

今回挙動に関しては、テスト走行を繰り返し、エンジンやボディ、シャシーや駆動制御など様々な箇所を改善。そのほかにも、導風口の設置に合わせて前後フェンダーも大型化し、より太いタイヤをインストールし、リアタイヤの位置もGRヤリスとは異なっている。さらには、リアウイングはニュル24時間耐久レースで投入された大型のものを装備するなど、空力も含め様々なトライが行われている。

(次のページに続く)

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