【即完売…】「ロードスター」に復活のグリーン！ ディーラー発の限定プロジェクト、マツダファンフェスタに登場

マツダ ロードスター （初代）

税抜価格は富士山にちなんで377万6000円

限定車のベースとなったのは、最新仕様の「Sスペシャルパッケージ」6速MT車。メーカーオプションとして「ツーリングパッケージ」やボディカラー「マシーングレープレミアムメタリック」を装備し、さらにディーラー装備としてオートエグゼ製ストリートスポーツサスキットとショートアンテナを追加。左ドアには限定車専用プレートも装着され、細部まで特別感を演出している。

価格は、メーカーオプション込みの車両本体価格に特別装備とラッピング費用を加えると455万6002円となるが、実際の販売価格はお買い得な415万3600円。

その理由は、税抜価格を富士山の標高である3776mにちなんで377万6000円に設定したためだ。遊び心あふれる“富士山価格”は、富士スピードウェイでのデビューにぴったりの演出だった。

この企画には、東海マツダの呼びかけで北関東マツダ、甲信マツダ、関東マツダ、静岡マツダが参加し、合同プロジェクト「D5」として展開された。会場では5台限定で予約受注を実施。

担当者は「高価なだけに売れなかったらどうしよう」と不安を抱いていたというが、ふたを開ければ初日（10月4日）の朝に全台完売。キャンセル待ちまで出る人気ぶりとなった。

すでに「来年はどんな色で挑戦しようか」という声も関係者の間から上がっているとのこと。次回のファンフェスタでは、また別の歴代人気色を纏ったロードスターが登場するかもしれない。

10年を経てもなお進化と遊び心を忘れないロードスター。そのスピリットは、こうした“ディーラー発”の挑戦にも確かに息づいている。

（終わり）

（写真：大音安弘／マツダ）