安全運転にこだわるのは自分可愛さゆえ。加害者にならないための思考法とは?
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹 1
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決して敬老精神にあふれているからではなく、「じいさんは突然よろける」ということを知っているから、そしてそんなじいさんに接触して加害者になるなどというバカげた事態には陥りたくないから、お年寄りの脇を走る際は教習所で教わったとおりの徐行をしている。
すべては「自分可愛さ」ゆえである。ここまで地道に積み上げてきた「平穏無事な暮らし」をふいにしたくないという、小市民的な心の現れである。
「だがそれでも、たまにボーッとしてしまう瞬間がないわけでもないのが、ドライバーという立場の難しさであるよのう……」
などとブツブツ独り言をいいながら、自分は近隣のスーパーマーケットを目指して歩いていた。特売品の弁当を買い求めるためである。
そんな自分の側方32cmほどのきわめて近い位置を、一台のハイブリッド車が推定時速49kmにて走り抜けていった。ちなみにその場所の制限速度は30km/h、いわゆる「ゾーン30」である。
「……あのハイブリッド車のドライバーは自分が可愛くないのだろうか? あの無謀さはある意味、ものすごいパワーである。あの無謀パワーを何らかの形でうまいこと変換し、発電や、食糧増産などに役立てることはできないものだろうか?」
そんなことを考えながら、わたしは歩いていた。歩いていたのだ。
(ジャーナリストコラム 文:伊達軍曹)
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伊達軍曹(だて ぐんそう):自動車コラムニスト
外資系消費財メーカー勤務を経て自動車メディア業界に転身。「IMPORTカーセンサー」編集デスクなどを歴任後、独自の着眼点から自動車にまつわるあれこれを論じる異色コラムニストとして、大手メディア多数で活動中。
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