え、日産の主力「ノート」が失速気味？ 前年比割れの理由は、近々実施される一部改良にあった

ノート

一時的に受注停止中だが存在感の強さは変わらず

さらに、オプションを追加するユーザーが多いと販売店担当者は話します。

「ノートは車両価格が229万9000円からと比較的お手頃であることから、オプションを追加するお客様が多く見られます。

とくに、メーカーオプションである日産コネクトナビゲーションシステム（パッケージOPで約39万円）は、ディーラーオプションのナビと比べて非常に人気があります。このナビには、ETCやドライブレコーダーがセットになっているほか、アラウンドビューモニターも付属しているので駐車時の安全性が高まる点が好評いただいております。

また、ナビ自体が車両と連動しているため、安全装備との連携も強化されています。

その一例として、万が一あおり運転に遭遇した場合でも、走行中にボタンひとつで日産のオペレーターに繋がる『SOSコール』機能が搭載されており、安心感が得られるとの声を多くいただいています。

さらに、『NissanConnect サービスアプリ』を活用すれば、車外からエアコン操作が可能となる『乗る前エアコン』機能も利用でき、夏場の暑い時期にはとくに便利だと思います」

このように、現在ノートは一部仕様変更を控えている関係で生産が一時的に停止されており、その影響により販売台数が減少しているようです。

しかし、2024年の年間販売台数ランキングでは全体で第3位にランクインしており、日産車のなかでも高い存在感を示しています。

今後もノートが日産の主力モデルとしての地位を維持できるかどうか、仕様変更の内容に注目が集まります。

（終わり）

（写真：日産）