座り心地は「ハイエース」より上？ 「キャラバン」一部改良＆ブラック好きなら新グレードの“ブラックエディション”がいいぞ

日産 キャラバン プレミアムGX Outdoor Black Edition

モデル選びが難しい「キャラバン」、その総数は107パターン

そんな、普段使いもソツなくこなすキャラバンに対し、ネットでよく目にするのが「次はキャラバンかハイエースにしようと思うんだけど、乗用車しか知らない自分に使いこなせる？」という、乗り換え検討勢の疑問の声。

商用車生まれのキャラバンが一般ユーザーに刺さりまくっている現状について販売店の関係者は「思う存分、荷物も積めて室内空間の質も年々向上しているので、キャラバンの商談に訪れる方は増え続けています。ですが、大きさやシートアレンジの多彩さから、『モデル選びが難しい』というご意見も多いです。乗り味に関しては、たしかにボディは大きいですが、角形で見切りもいいので運転自体はすぐ慣れる方がほとんどです」と説明します。

とはいえキャラバンは、カテゴリーだけで「ワゴン」「バン」「マイクロバス」の3つを展開し、2WD／4WD、ガソリン／ディーゼルが選択可能。加えて、「ワゴン」「バン」のボディにはそれぞれ「ロング」「スーパーロング」の2つがあり、ルーフは「標準」「ハイルーフ」、定員にいたっては「3人」を筆頭に5、6、9人とモデル数は合計107と複雑を極めます。

「『車中泊をする』という、目的が明確な方はベットキットを組めるバンタイプを選ぶケースが多いですが、乗用車からスムーズに乗り換えるのでしたら、初年度車検が3年後のバンタイプで、『ロングボディ・2列シート・標準ルーフ』というのが一つの基準としてオススメしています。静かさや手軽さを優先するならガソリンエンジン、タフさや粘り強い走りを優先するならディーゼルターボと、好みで絞り込んでいくと間違いがないです」（販売店関係者）