完全刷新クラウン 車幅と最小回転半径にクラウンイズムを残す
掲載 更新 carview! 写真:トヨタ自動車 1
掲載 更新 carview! 写真:トヨタ自動車 1
トヨタは6月26日に新型クラウンを発売しました。15代目となったクラウンは全車に車載通信機「DCM(データ コミュニケーション モジュール)」を搭載しました。これによって様々なコネクティッドサービスを受けることができます。また、先進予防安全技術「トヨタセーフティセンス」や「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)」を採用したことで安全性能と走行性能が向上。特に走行性能はクラウン史上初となるニュルブルクリンクでの走行テストを行い、足を鍛えました。
カローラとともにトヨタの初代コネクティッドカーとなった新型クラウンは、トヨタが展開するコネクティッドサービス「Tコネクト」を3年間無料で使用することが出来ます。このサービスではクルマの状態を取得し運転傾向を診断してエコ運転や安全運転の指南を自動で行ったり、点検時期やメンテナンスのアドバイスを受けたりすることができます。また故障などの車両の異常を検知した際にはクルマを通じてコールセンター(もしくは販売店)と連絡を取ることなども可能です。他にもドアロック状態やハザードなど、施錠し忘れや消し忘れなどを確認して遠隔でON/OFF操作することも出来ます。その他には専任のオペレーターに目的地近隣のホテル・レストランの予約を依頼することや、LINEを介して目的地の登録や天気の確認、ガソリンの残量などのクルマの情報を取得することが出来ます。
トピックはコネクティッドだけではありません。スポーティセダンの創出を狙ったというエクステリアは、クラウン初の6ライトウィンドウを採用。これまでのクラウンと違ったイメージのものとなっています。インテリアは、インパネ上面を低く抑えたことで視覚的な開放感を得ています。センターには手前側に操作用の7インチ、遠方に視認用の8インチというダブルディスプレイを設置。使いやすさと見やすさを両立しています。
プラットフォームに「TNGA」を採用しパワートレーンの低重心化を実現。さらにフード、フェンダーにアルミを使うなどして前後重量配分を最適化しています。サスペンションはフロントにハイマウント式マルチリンクサスペンション、リアにマルチリンクサスペンションを採用しています。静粛性向上技術として「アクティブノイズコントロール」というノイズキャンセラーを採用。スピーカーから逆位相の音を出すことで静粛性を向上させています。
パワートレーンは3種。1つ目はレクサスLSと同じV6 3.5リッター直噴ハイブリッドで、299ps/6600rpm、356Nm/5100rpmを発揮するエンジン×モーター(180ps/300Nm)に10段変速制御をもつ電気式CVTを組み合わせ、システム出力は359ps。2つ目はカムリのエンジンを縦置きにした直列4気筒 2.5リッター直噴ハイブリッドで、184ps/6000rpm、221Nm/3800-5400rpmを発揮するエンジン×モーター(143ps/300Nm)に電気式CVTを組み合わせ、システム出力は226ps。3つ目は直列4気筒 2リッター直噴ターボで、245ps/5200-5800rpm、350Nm/1650-4400rpmを発揮し、8速ATと組み合わせます。
先進予防安全技術は「トヨタセーフティセンス」を全車標準装備。夜間も可能な歩行者検知、自転車運転者検知(昼間)他、最新の先進予防安全技術を搭載しています。もちろん全車速追従のレーダークルーズと、操舵支援を行うレーントレーシングアシストも含まれています。
コネクト技術をはじめトヨタの最新技術がフル装備となった新型クラウンですが、車幅を1800mm以下に抑えることと、最小回転半径を5.3m(前モデルの2WDで5.2m)にすることで国内での使いやすさにこだわったそうです。各国内メーカーの高級車が海外市場を意識してどんどん大型化する中、新型クラウンは今回も“日本(専売)の高級車”として、そのクラウンイズムは15代目にも継承されました。
次のページ>>スペック
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
[交通]に大革命!? [トヨタ]と[NTT]が協業するメリットとは?
トヨタ 86の車検費用の相場|車検業者の特徴や節約術もわかりやすく紹介
予想価格3000万円!! 900馬力のモンスターか!! 新型GRスーパースポーツは[2025年]秋デビュー!?
トヨタのブースになぜ「ジムニー」と「タフト」が…? モリゾウ氏の愛車のカスタマイズポイントを解説…佐々木雅弘選手がプロデュースした軽自動車とは
「車内でキャンプができるコンパクトカー」46年経っても大人気!? 四角いほうの「フィアット・パンダ」のスゴさとは デザイナー「私の最高傑作」
ケータハム似の2座ロードスター GBSゼロへ試乗 600kgが生む鋭さ 素直で精緻な操縦性
バイビットと決別したレッドブル、新たに暗号通貨企業『Gate.io』と複数年にわたるスポンサー契約を締結
レザー内装は過大評価されている 布地の方が良い 英国記者の視点
ブレーキが「できるまで」と「選びかた」がよくわかる「ディクセル」の展示が大好評!「大阪オートメッセ2025」は学びの空間でした
阪神高速も「ETC専用化」大幅拡大! 6月までに「28か所」の料金所で
“アラフォー女子”の足グルマを妄想!? 「え、そんなクルマ選ぶの?」と言わせない選択肢とは
レクサススーパースポーツカー「LFA」新型が2026年デビューか!?
大人気「ラダーフレーム車」が続々受注停止。リアルに買える硬派「トライトン」はどんなクルマ?
【今さら聞けないキャンピングカー】乗り心地のよい「バスコン」、トラックに載せる「トラキャン」って何?
【コペンの心臓を搭載】“速い軽”復活望む! ミライースGRスポーツコンセプトってどんなクルマ?
【ライバル不在?】「ジムニーノマド」注文停止…代わりになり得る「小さい」「安い」「本格四駆」なSUVを探してみた
【冬でも常にONはムダ?】カーエアコンの「A/Cボタン」の本当の機能と、正しい使い方を解説
【2年後登場】VWの超低価格ベーシック車「ID.1」を待つ厳しい船出。なぜヒットは難しいのか?
【逃げられないの?】増殖中の「ゲートなし・ロック板なし」駐車場は、運営者も利用者もメリットだらけだった
改良版「ソリオ」の顔面にネット震撼。マイルドハイブリッドに高評価も「20~30万円アップはきつい…」の悲鳴
【軟派なSUVとは別次元】「アウトランダー」と「トライトン」が雪上で見せた“三菱四駆の頼もしさ”の正体とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!