2.0Lソフトトップ仕様の「MSRロードスター」と200馬力エンジンを積んだ約761万円の「12R」がついに登場。誕生の背景とは?
掲載 carview! 文:ハシモトタカシ 88
掲載 carview! 文:ハシモトタカシ 88
元々マツダは、現行ND型を発売した際に「国内では1.5Lエンジンが最適」という趣旨の発言をしていた(してしまった?)だけに、市場からの要望が多かったにも関わらず、北米では設定される2.0Lのソフトトップ仕様が国内で販売できずにいた。
齋藤主査も「主査が変わったくらいで2.0Lを出すのは体(てい)がないじゃないですか。やりたいのに出せず悩んでいたところ、S耐のクルマを見に行ったら2.0Lでこれはチャンスだと。長年やりたかったけどずっとできなかったので、2.0Lで質の良いクルマを作ろうと思った。だからコンセプトにも『質感』という言葉を入れた」と話す。
MSRロードスターと12Rは、2025年の「東京オートサロン」で公開されたモデルだが、200台限定の12Rに対し、ベースとなるMSRロードスターも2200台の限定であることが今回発表された。12Rは事前に公式アプリ「倶楽部 MAZDA SPIRIT RACING」から商談予約抽選に応募する必要があるが(期間:10月5日~20日、抽選結果は23日に通知予定)、MSRロードスターは24日からの先着順となる。
両モデルとも限定になったことにファンとしてはやや残念な気もするが、国内ブランドビジネス統括本部の齊藤圭介氏は「部品の調達や生産上の制約もある」と話す。12Rが狭き門となるのは確実だが、マツダのことなので市場からの反響次第では、MSRロードスター第2弾の登場も期待していいのではないだろうか。
マツダ・スピリット・レーシング代表の前田育男氏も「(MSRブランドのモデルは)今回で終わりではなく、色々なクルマに展開していきたい。一方で、モータースポーツで立証した技術をフィードバックして作るモデル。モータースポーツをどういった領域に広げていくのかによって限定車も変わってくる。将来に向けてはもっと色々なことにチャレンジしてお客様に届けたい、という熱い思いは持っている」と話す。
前田氏はマツダ・スピリット・レーシングのマークについて「地球にレーシングの火を灯し続ける、そういう意図で作ったブランドシンボル」と話す。いまはまだ小さくても、その火は今後確実に大きくなりファンの心をさらに熱くさせてくれるだろう。
(終わり)
(写真:マツダ、ハシモトタカシ)
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