2.0Lソフトトップ仕様の「MSRロードスター」と200馬力エンジンを積んだ約761万円の「12R」がついに登場。誕生の背景とは?
掲載 carview! 文:ハシモトタカシ 88
掲載 carview! 文:ハシモトタカシ 88
10月4日、マツダは「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER(以下「MSRロードスター」)」と「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12R(以下「12R」)」の予約受注を10月24日より開始することを発表した。
「MAZDA SPIRIT RACING(マツダ・スピリット・レーシング)」は、マツダのモータースポーツ活動におけるサブブランド。マツダはスーパー耐久シリーズ(S耐)に「チーム・マツダ・スピリット・レーシング」として参戦しており、今回登場した2台は、S耐に関わったエンジニアが開発を担当し、そこで培った技術を投入したモータースポーツ直系の特別なモデルとなる。
2019年よりロードスターの主査を担当する齋藤茂樹氏は「多くのロードスターファンの方から、ソフトトップの2.0Lをぜひやってほしいという声をたくさんいただいていた。今回やっとマツダ・スピリット・レーシングという形で出せるということで、多くのファンに喜んでいただけるのではないか」と話す。
まずは、2200台限定モデルとなるMSRロードスター(526万5700円)。そのコンセプトは「街中からサーキットまで意のままに走る楽しさと質感にこだわったライトウェイトスポーツ」。最大の特徴は、2.0Lエンジンを現行の国内向けソフトトップモデルに初めて搭載した点だ。
184ps/7000rpmと205Nm/4000rpmを発揮するエンジンも専用チューニングで制御を変更。サーキットユースも想定し、ラジエター容量を大型化し、専用チューニングのサスペンションも装備される。
エクステリアには、「MAZDA SPIRIT RACING」のエンブレムを施したメッシュタイプのフロントグリルや、前後左右のエアロパーツや専用ホイールを装備した。エアロの形状はドイツ・ニュルブルクリンクで鍛え込んだこだわりの形状で、機能に根差しながらアフターパーツにはない独自の個性も獲得している。
インテリアには随所にアルカンターラ素材が奢られ、メーターリングやエアコンダイヤルなど各部を黒基調にすることで、余計なインフォメーションを減らしドライビングに集中できるレーシーな雰囲気を作り出している。
また、専用装備を多数装着しながらも、ロードスターにとって大切な車重も1070kg(1.5L RS比で+30kg)に抑えたのも特徴で、街中からサーキットまで、意のままに走る楽しさを追求した。
「マツダの目指す人馬一体の延長線上に作るということで、すべての領域で楽しく走れるというところは外さない気持ちで作ってきた。さらに質感にも今回非常にこだわった(齋藤主査)」
(次のページに続く)
#MSRロードスター #マツダ12R #MAZDASPIRITRACING #ロードスター2.0L #限定モデル
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
特別なスバルBRZ STI Sport TYPE RA登場!──GQ新着カー
V12エンジンを諦めない! 世界50台の限定車メルセデス・マイバッハ V12エディション
まもなく生産終了のトヨタ「GRスープラ」最終モデルの実力とは? モデル末期とは思えない“商品改良”でさらに進化! “抜群のドライビングプレジャー”は健在です
若い世代に届けたい──新型ホンダCB1000F試乗記
「どこでも走れる!?」「クールすぎ」アプリリアからミドルクラスの冒険スクーター&MotoGP直系スーパースポーツ登場
【名車物語】永遠のV10 神話的なポルシェ カレラGTの背後にある物語 25年前に誕生したポルシェの最高峰モデル カレラGTとは?
エコばかりじゃつまらない! 速さを極める「国産激速モデル」4選
「BRZ STI Sport TYPE RA」登場! 300台限定のコンプリートカーはSTIの情熱が生んだ究極の公道マシンだ!!
「可愛い顔して、中身はきっちりスポーツカー‼」バブル景気の真っ最中に登場した本格派軽スポーツ
スバル「BRZ STIスポーツ タイプRA」登場! バランスドエンジン&新機能を搭載した「理想のFRスポーツカー」! STIの“真のコラボ”が生んだ洗練の走りとは!
【ファンティック】2026年モデルを発表! ネイキッドの「ステルス500」とスーパースポーツ「イモラ」が新たな柱に
新車1600万円超え! ホンダ「シビックタイプR “フル無限”仕様」登場! ホンキの「走り特化パーツ」は“妥協ゼロ”開発で「軽量&空力」性能を獲得! 無限「Group.B」商品群を発売
ついに実現した2.0L幌ロードスターはなぜ手の込んだ仕様に仕立てられたのか? 背景にマツダが“普通の2.0L”を出せない理由も
「ミニランクル」と噂されていましたが…「ランドクルーザーFJ」が想像以上にビッグな件。せめて価格と納期は“ミニ”にしてもらいたい!
761万円のマツダ「ロードスター」が即完売…メーカー謹製コンプリートカー「12R」がファンを惹きつけた理由
ヴェゼルに400万円超え!? 新型「RS」に25万円の価値はあるのか?
「見た目だけ」なんて言わせない! 「ヤリスクロス&カローラクロス」の「GRスポーツ」がクルマ好き必見の“最強コスパSUV”だった
【デビュー10年目の底力】マツダ「CX-3」最新モデルにあらためて試乗。“小さな高級車”としての完成度はいまも健在なのか?
【300台限定】「BRZ STI スポーツ タイプ RA」新登場! バランスドエンジン&S耐直系チューニングで“操る歓び”を極めた特別仕様車
【どうしてこうなった】トヨタの若者向けブランド「サイオン」が“オフロードバギー”で復活。異色モデルは何を意味するのか?
【ポルシェやBWより10倍優れている?】BYDがポルシェ「911」に挑む電動スポーツの公道テストを開始。日本導入の可能性も
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!