【日本上陸】フェラーリのスペシャルモデル「F80」は衝撃の“5億超え”だが…「最高の跳ね馬」といえば「F40」が挙げられる理由とは
掲載 carview! 文:koensha 16
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フェラーリF40は、見る者・乗る者を挑発し、威圧するスーパースポーツだった。その開発の発端は、創業者エンツォ・フェラーリが側近に語った次のひと言にある。
「なぁ、どうだい。昔のフェラーリの伝統にしたがって、そのままレースに出られるロードカーを作るっていうのは?」
この発言があったのは1986年6月のこと。エンツォの脳裏には、1960年代の250GTOや250LMのような、公道を走れるレーシングカーが浮かんでいたに違いない。
当時のフェラーリの市販スポーツカーは、12気筒の「テスタロッサ」と8気筒の「328」が主力であった。いずれも高い評価を受けていたが、洗練された走りにはサーキットの興奮が欠けていた。レース一筋のエンツォにとっては、それが物足りなかったのだろう。
このひと言からわずか10日後、「レースに出られるロードカー」プロジェクトが正式に始動。プロジェクトリーダーには当時41歳の若き俊才エンジニア、ジョバンニ・ラゼッリが任命された。
ラゼッリは開発ベースを288GTOに決定。これは1984年のジュネーブ・ショーで発表された、グループB規格のレーシングスポーツのベース車両である。
外観こそ308と共通するが、V8ターボエンジンをミッドシップ縦置きに搭載し、重心を極限まで下げたレーシング設計で抜群のパフォーマンスを実現。まずロードカーを200台生産し、その後はレース用エボリューションモデルでモータースポーツに参戦する計画だった。
しかし、グループB規格は1987年に廃止され、エボリューションモデルの開発は中止に。ラゼッリはその構想をF40に引き継いだのだった。
わずか13カ月後の1987年7月には、フィオラノ・テストトラックでF40の発表会が開催された。ネーミングの「F40」は、フェラーリが独立メーカーとして創立40周年を迎えたことにちなんでいる。開発段階では「LM」のコードネームで呼ばれていたという。
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