【劣化スタッドレスが原因で重大事故も】「まだ使える」は危険? スタッドレスタイヤの“寿命サイン”を見逃すな。冬前に確認したい2つのポイント
掲載 carview! 文:APOLLO NEWS SERVICE 32
掲載 carview! 文:APOLLO NEWS SERVICE 32
2023年7月、北海道・十勝管内で発生した軽乗用車の事故では、スタッドレスタイヤを夏まで履き続けていたことが原因の一つとされ、4名が死亡する事態に発展しました。現場は乾燥した舗装路で、冬用タイヤの特性が合わない環境でした。
多くのドライバーは「夏にスタッドレスを履くのは良くない」と理解しているはずです。それでも、「少しぐらいなら大丈夫」「交換のタイミングを逃した」といった油断から、そのまま走行してしまうケースは少なくありません。
スタッドレスタイヤは、雪や氷の路面に密着させるため、柔らかいゴムを採用しています。そのため、高温のアスファルトを走り続けるとゴムが急速に硬化し、摩耗も進みやすくなります。硬くなったタイヤは路面を掴む力を失い、制動距離が長くなってしまうのです。
この事故は、そうした“わかっているけれど放置しがちなリスク”が、どれほど大きな結果を招くかを示した例といえます。
そしてこれは、夏に限らず冬の始まりにも共通する教訓です。保管中の環境や経年劣化によっても、ゴムは確実に硬くなっていきます。見た目がきれいでも、内部では性能が落ちている可能性があるのです。
(次のページに続く)
#スタッドレスタイヤ #冬タイヤ点検 #ゴム硬度 #タイヤ交換時期 #雪道対策
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
冬タイヤ、12月ではもう遅い!? 「11月まで」に交換するメリットとは? “万が一に備えて早めの準備“が安心
「実は、寿命は2~3万km」「長寿命品なら10万kmまでOK」定期交換がオススメの超重要パーツ。ウチのクルマはどっちだっけ…?
バイクはナゼ「転ぶ」!? 愛車と身体と心に深い傷が……「立ちごけ」や「スリップダウン」 その仕組みとは
スペーシアにおすすめのスタッドレスタイヤ6選!
秋は落ち葉に要注意! スリップを避けるためには? 道路の清掃はどれくらいの頻度で行なっている?
走行中のウォッシャー液使用は後続車への嫌がらせ? 残念ながら違法性はないものの使い方は考慮すべき
もう慌てない車トラブル!? バッテリー上がりの原因・予防・応急処置を一気に解説~Weeklyメンテナンス~
高いオイル=正解、ではない! 規格と用途で賢く選ぶエンジンオイル入門~カスタムHOW TO~
アイドリングで愛車の寿命が変わる! やってはいけないこととやるべきこと
【住友ゴム】車輪脱落の予兆を感知するセンシングコアをいすゞ・ギガに国内初採用
乗用車に「窒素ガス」は本当に必要? 「空気の78%=窒素」という現実、追加費用の意味を考える
リアワイパーは本当に必要なのか? 一部のオーナーが「撤去」を選ぶ根本理由
軽自動車のオイル交換は「半年/1年/2年」? なぜ登録車より短い間隔でメンテナンスが必要なのか
高年式でお得な「レンタカー上がりの中古車」は買って大丈夫…? その注意点と、選ぶ上で大切な2つのポイントを解説
理性で選ぶ「RAV4」、感情で選ぶ「ランドクルーザーFJ」。トヨタが2つの“正解”を出してきた理由
【え、あの車も!?】「中古車バブル」は崩壊か。人気車種からわかる“直近の傾向”…今後はどうなる?
なぜ売れない? でもわかる人には刺さる。ホンダ「N-WGN」が軽トール界の異端児である理由
「ムーヴ」が25年度上半期で販売ランキング3位に。“スライドドア化”だけじゃない“ヒットの秘密”と「タント」超えの衝撃度
【コメント欄で激論】「みんな新型モデルを待っている」「非の打ち所がない」…「ハリアー」販売減少の記事が話題
シャオミ「YU7 GT」ついに姿を現す! “怪物級スペック”になりそうな中国製SUVがニュルに登場。ハイパーカーを脅かす存在に?
【ランドクルーザー250試乗】意外な快適性と納得の燃費。最大のライバルは発表されたばかりの末っ子「ランクルFJ」かもしれない
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!