【新型「CX-5」は“マツダらしくない”が正解?】家族のために、乗り味まで作り替えた理由
掲載 carview! 文:小林 和久(株式会社ヘンシュウシャ) 79
掲載 carview! 文:小林 和久(株式会社ヘンシュウシャ) 79
新型「CX-5」の開発に際してマツダのエンジニアたちが口にしたのは、「ターゲットカスタマーをしっかり定めて、そのカスタマーの使用シーンにおいて提供価値を定める。その価値を実現するために性能を作り込んでいく。これはすべての領域に共通した開発のやり方です」。
ここで改めて見据える「ターゲットカスタマー」とは、CX-5が主に選ばれるファミリー層です。その彼らが日々どんなシーンでクルマを使うか。
その上で既存のCX-5にあった不満点などを徹底的に掘り下げ、走り、乗り心地、静粛性、使い勝手、安全装備のすべてを見直しこの3代目へと生まれ変わったのです。では、エンジニアたちはどのようにそのリブートをなし得たのでしょうか。
走りの開発テーマは「エモーショナル」と「コンフォート」の2軸です。軽快な加速フィールとドライバーの意図に応えるサウンド、そして低速から高速まで一貫してストレスのない乗り味と高い静粛性。この両立が今回の狙いです。
そのために採用されたのが、2.5Lの直列4気筒NAガソリンエンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせたパワーユニット。「NAガソリンエンジンは初期の応答が良く、そこからスッと車速が立ち上がります。忙しいご家族の日常での使い方に、この特性がいちばん光るんじゃないかと考えました」とエンジニアは話します。
アクセルフィールにも意図的な仕掛けがあります。「軽快感を出したかったので、ペダルの反力が軽い位置から加速を立ち上げるようにしています。ただ、それだけだと扱いにくくなるので、踏み込んでいくとしっかりリニアな特性を維持するようにしました」。
この味付けについては、「もう少しリラックスして走りたい要望もあるのでは?」という指摘があり、エンジニアも「ごもっともなご指摘です。今後に向けての宿題とさせてください」と率直に認めていましたが、筆者の感覚ではそれほど極端に動き出しが唐突または過敏だと思うほどではありませんでした。
ちなみにノーマルとスポーツモードの違いについては、「低速の走り出しはほぼ共通で、ある程度車速が上がった領域でより加速の傾きを立て、シフトタイミングを早めるのがスポーツモードです」とのこと。
(次のページに続く)
#新型CX-5 #CX-5 #SUV #スカイアクティブ #マツダ
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