新型MINIクラブマンに箱根で試乗。上級移行で走りはより大人っぽく
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:篠原 晃一
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3代目BMWミニに5ドアが出たとき、「せっかく浸透していたクラブマンは、どうするの?」と思った向きも多かったと思う。さらに「新しいクラブマンも別に存在する」というウワサが出回ると、ファンはさらに混乱した(?)。ホイールベースとリアオーバーハングを伸ばして、ついでに後席ドアを追加して、ちょっとだけ使い勝手をよくしたミニ……という手法は、そもそもはクラブマンのものだった。しかし、その従来のクラブマンの位置に、新しい5ドアがドンピシャにハマったからだ。
だが、新型クラブマンを目の前にして合点した。新しいクラブマンは、Bセグメントの“素ミニ”よりワンクラス上級のCセグメントであることこそが、最大かつ本質的な存在価値である。観音開きリアゲートはたしかにクラブマン独自の売りだが、意地悪にいうと、それはミニ初の正式Cセグモデルに“クラブマン”という商品名をあてがう口実にすぎないかもしれない。
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