アウディTTSのMC版に速攻試乗。変化はわずかだが特別仕様車に注目
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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一方、日常のドライブで必要なブルートゥース、オートライト、レインセンサー、マルチファンクション・ステアリングホイールなど標準装備は充実しており、素の状態でも様々なアメニティを享受できる。これはなんでもエクストラコストを要求する「ポルシェ ボクスター」よりもずっと好感が持てる。
TTシリーズには2台のスペシャルバージョンが用意されている。1台は「TTS コンペティション」で、もう1台は今回、999台が限定生産される「TT 20年記念モデル」である。
記念モデルには1995年のロードスター・コンセプトを彷彿させる数多くのトリムが与えられている。特別装備はスペシャル・メタリック・ボディカラー、マトリックスOLEDリアコンビライト、メタリックに輝く専用スポークデザインのアルミホイール、ブラック・ブレーキキャリパー、ステンレス製専用スポーツマフラーカッター、20周年記念バッジなどで、その他、インテリアには当時のコンセプトモデルに装備されていたモカシンブラウンのレザートリム、20周年記念バッジの付いたスポーツステアリングホイールとセレクトレバーなどがクーペ / ロードスター共に組み合わされている。
一方、TTコンペティションではLEDヘッドライト、固定式リアウィング、ブラックアウト塗装の20インチホイール、さらにグレッチャーホワイト、タンゴレッド、ミトスブラックの3種のボディカラーが選択可能だ。また、外装色に合わせたエクスクルーシブでスポーティなシートやレザートリムが組み合わされる。
これらの記念モデルの販売は今年ドイツで11月に発売されるフェイスリフト・バージョンと並行して行われる。TTシリーズの詳細な価格は未発表だが、エントリーモデルは19%の付加価値税込みでクーペが3万5000ユーロ(約450万円)~、ロードスターが3万7500ユーロ(約485万円)~となっている。日本の発売情報はまだ聞こえてこない。
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