【道がクルマをつくる】日本とドイツが「自動車大国」になったのは、それぞれの“地理的条件”が生み出した“必然”だった
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 39
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ある業界関係者は、ドイツにおける自動車産業の歴史を次のように解説します。
「よく知られているように、ドイツは自動車の発祥の地のひとつとされています。
具体的には、カール・ベンツ氏が1886年に発表した『パテント・モトールヴァーゲン』が世界初の自動車と言われています。
また、その直後にゴットリープ・ダイムラー氏とヴィルヘルム・マイバッハ氏のチームも自動車を発表しています。
ただ、彼らはある日突然自動車を生み出したわけではありません。
たとえば、ベンツ氏はカールスルーエ大学の機械工学科で学んだことが下地となっています。
さらに、ダイムラー氏とマイバッハ氏は、『オットーサイクル』と呼ばれる4ストローク・ガソリンエンジンを発明したニコラウス・オットー氏に師事していたことがその源流にあります。
当時のドイツは1871年にドイツ帝国が成立したばかりの新興国であり、英国のような長い歴史的な土壌があったわけではありませんでした。
そのため、国家を挙げて工業大学を設立することで、意図的に産業革命を起こそうとしたわけです。
その結果、ドイツの工業化はすさまじいスピードで進み、それが後の『自動車大国』へとつながったと考えられています」
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