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フォルクスワーゲンが上海で発表する次世代コンセプトカーが自動運転なのに走りも凄そう

新EVプラットフォームは走りも気合が入っていた

明日、上海オートショーで世界初公開されるVWのコンセプトカーはクロスオーバータイプの電気自動車でした。発音がちょっと不明ですが、名前は「I.D.CROZZ」。VWモデルが採用する次世代デザインDNAとなる造形が与えられているのが見て取れますね。

リリースによれば、VWのEV専用プラットフォームとなるMEBに載るのは、前後にモーターとギアボックスを備えた4輪駆動パワートレーン。航続距離は最大500km(欧州複合サイクル)、システムパワーは360ps(225kW)、最高速度は180km/h、ハイパフォーマンスチャージャーを使うと30分で80%まで充電可能というスペックだそう。新たにデザインされた6リンク式のリアサスペンションや、電気式ショックアブソーバー、新世代のフロントマクファーソンストラット式フロントサスペンションなども採用することなどからも、VWがこのクルマの走りに強い自信を持っていることが伺えます。

ラウンジ感のあるインテリアは、リアシートが2座の4シーター構成。Bピラーレス&スライドドアによって後席へのアクセスが容易で、大幅アレンジ可能なリアシートや床下に効率よく配置されたバッテリーのおかげで、クロスバイクもラクに積めるラゲッジ空間も自慢だとか。

ルーフのレーザーセンサーなどで周囲をセンシング

最大の目玉は、VWにとって初めての完全自動運転を実現すること。同社は2025年を市販モデルの完全自動運転時代の幕開けと位置づけているわけですが、このクルマにも例の「I.D.パイロット」なるテクノロジーが搭載されます。ステアリングホイールのVWマークを押しI.D.パイロットモードを起動すると、ホイールが格納され、クルマが運転を引き継ぎます。ルーフの四隅には周辺を検知するレーザーセンサーが突き出し、路上を走行するクルマや人などを、レーザーに加えて超音波、赤外線ライダー、カメラなどを組み合わせてセンシングするとのこと。

その他、ティザーでも見えていたLEDライトはご想像のとおり、精細化されたLEDマトリクスのアニメーションを使ったコミュニケート機能がビルトインされています。それにしても、ドイツメーカーを中心に重要なモデルが続々と発表される上海、ちょっとうらやましいぞ!(編集T)

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