孫子の教えを生かした『煽られないための運転術』のすすめ
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹
「スポーティすぎる車線変更をする車に刮目せよ」
煽り運転について喧伝されている昨今だが、たいていのドライバーはまぁ普通ぐらいにジェントルに運転している。一般道における車線変更にしても「まずはウインカーを出して、その3秒後ぐらいにはんなりと隣車線にスライドする」というドライバーが98%か99%ぐらいだろう。
だが、ごくたまにルームミラーに映るのだ。「ズバッ!」という音が聞こえてきそうな勢いで、やたらとスポーティな(?)車線変更をカマしている車が。
これは車種を問わずの行動で、いかにもな輸入車や高級ミニバンでそれをやる者もいるし、地味な軽自動車とか白い営業車でやる者もいる。
で、そういった車の「その後」の動きを見ていると、まぁ60%か70%ぐらいの確率でかなりロクでもない運転をしてますよ、本当に。
「車種」や「ナンバープレートの数字」が実はなんとも言えないのに対し(ある程度の相関は確実にあるが、極端に高いわけではない)、この「スポーティ車線変更」については経験上、極悪運転との相関はかなり高いと断言したい。
その者が「オラオラ!」と煽り運転を開始するかどうかは未知数だが、距離を置くに越したことはないドライバーである。君子危うきに近寄らず、である。
以上、まあ大したことのない手法かもしれないし、100%確実に被害を回避できるわけでもない。ただ、少しでも貴殿の何も起こらない平凡で平和な毎日=つまり本当の幸せのためお役立ていただけるなら、筆者としても嬉しく思う。
(ジャーナリストコラム 文:伊達軍曹)
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伊達軍曹(だて ぐんそう):自動車コラムニスト
外資系消費財メーカー勤務を経て自動車メディア業界に転身。「IMPORTカーセンサー」編集デスクなどを歴任後、独自の着眼点から自動車にまつわるあれこれを論じる異色コラムニストとして、大手メディア多数で活動中。
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