白と黒のクルマばっか! 地味すぎるニッポンの道路景観を明るくするには?
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹
車社会にまつわるモロモロのため、わたしの血圧は今日もまた微上昇を記録した。なぜ、世の中の連中はナントカの一つ覚えのように白または黒の車ばかりを買いたがるのだろうか?
…と、わざとらしい疑問を提示したが、もちろんその背景はすでに解明されきっている。
人々が白系または黒系のボディカラーを選ぶ理由は「それが無難だから」であり、そして「リセール価格の面で有利だから」だ。
最初に挙げた「無難だから」について論じようとすると、最終的には「日本人論」みたいな世界まで行ってしまい面倒くさいので、「リセール面」についてのみ考えてみよう。
ま、確かにそのとおりだ。
筆者は中古車系の記者としては20年以上のキャリアを積んでいるが、古物商として車を売ったり買い取ったりした経験はない(そもそも古物商免許を持ってない)。それゆえ本当の正確なところは不明なのだが、懇意の販売店主らに聞く限りでは、確かに白系または黒系のほうが「高めに買い取れる場合が多い」という。
まぁそりゃそうだろう。
仮にわたくしが「DATE MOTORS」とかいう中古車販売店を経営しているとしたら、個人的に大好きなシトリンブラウン(微妙な茶色メタリック)のメルセデス・ベンツCクラスを積極的に買い取りたいとは思う。
だが「経営者」として考えるなら、いつ誰に売れるとも読めないシトリンブラウンに大枚をはたくのは怖い。そして結局シトリンブラウンは難癖をつけて安めに買い取り、白とか黒のCクラスを高めに買い取るはずだ。なぜならば、白や黒の人気モデルであれば「売れ行きがある程度読めるから」である。
このような現実のなかで「お前ら、白とか黒のありがちな色の車ばっか買ってんじゃねえよ!」とチコちゃんのように扇動するのは、あまりにも無責任であろう。
なぜならば、「お金」というのは非常に大切なモノだからだ。
よくわからないが、今の世の中では「命」と「健康」の次ぐらい、つまりこの世で三番目に大切なモノの座を「愛」と争っているのが「お金」なのではないかと、わたくしはにらんでいる。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
インディカー初参戦のテオ・プルシェールが次戦も続投へ。「彼の戦い方に感銘を受けた」とチーム代表
粉っぽい空気に要注意!! クルマの健康寿命を縮める[粉]の正体と対処法
カブト、新グラフィックモデル『KAMUI-3 RIDGE』を追加。2024年4月から発売
ニッサン・フォーミュラE、伝統のモナコへ。連続する好成績に「チームの士気は高い」と監督も期待
変なあだ名のクルマと言わないで! あだ名は[愛されキャラ]の証なんです
メルセデスの「SL」の始祖は「300SL」だった。ル・マン24時間でも優勝したアイコンはなぜ生まれ、どのように発展したのでしょうか?
「4EVER Untamed」のキャッチを掲げた第6世代の新型トヨタ・4ランナーが米国デビュー
フォルクスワーゲン「ポロGTI」誕生25周年!記念モデルを227台限定で発売
ヒョンデ 新型高性能EV「アイオニック5N」発売!50台限定の特別仕様⾞も設定
日産 コネクテッドサービス「ニッサンコネクト」が進化!アプリから操作できる機能が倍増
メルセデス・ベンツ 「GLCクーペ」PHEVモデル登場!電気モーターのみで118キロ走行可
マツダ、新型電動車セダン「MAZDA EZ-6」とSUVコンセプト「MAZDA 創 ARATA」を北京モーターショーで初公開
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった
新型GR86は1.6Lターボ? 謎多きスープラの本性は!? S耐開幕戦からGRの次世代モデルを占う
ホンダのお手頃SUV「WR-V」が絶好調。一番人気は中間グレード「Z」、色はプラチナホワイト
走り特化型の新生「カイエンGTS」発売。パワー増でついに500ps、0-100加速4.4秒へ
ノアヴォクじゃないのが欲しい? トヨタの“隠し玉”キャンプワゴン「クロスバン」の楽し過ぎる中身