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「信号機なし横断歩道に歩行者がいても止まらない問題」は今年改善されたのか

「信号機なし横断歩道に歩行者がいても止まらない問題」は今年改善されたのか

写真:Toa55

結果は「ほとんど何も変わっちゃいない」

車社会にまつわるモロモロのため、わたしの血圧は今日もまた微上昇を記録した。さすがに状況はもう少し改善されているのではないかと思っていたのだが、まったくそんなことはなかったのだ。

何の話かといえば、「信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしている際のドライバー心理」についてである。

拙コラムにてざっくりと既報のとおり、昨年8月から9月にかけてJAFが全国で行った「信号機のない横断歩道」における歩行者優先についての実態調査によれば、信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしている場面できちんと一時停止した車の割合はわずか8.5%。実数でいえば1万251台中の867台であった。

だが今年8月から9月にかけてJAFが同様の調査を再び行ったと聞いたとき、筆者は以下のように思った。「最近は世の中いろいろ洗練されてきて、歩きタバコをしてる人とかもずいぶん減っている。だから、ちゃんと止まるドライバーの割合もさすがに少しは増えているはずだ」と。

だが2018年の調査結果は無情だった。確かに信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止するドライバーの割合は増加したのだが、それは全国平均8.5%が8.6%になっただけのこと。要するに「ほとんど何も変わっちゃいない」ということなのだ。

今回の調査期間は2018年8月15日~9月13日の平日で、時間帯は10時~16時。調査方法は、各都道府県2箇所ずつの信号機が設置されていない横断歩道付近にJAF職員が立ち、1箇所につき50回、立ち位置や横断しようとするタイミングを統一したうえで横断を試みる――というものだった。

期間中に調査対象となった車両の数は全国1万1019台。そのうち、歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止した車の数はわずか948台、割合にしてわずか8.6%だ。

都道府県別で見た場合の「ベスト10」と「ワースト10」は次ページのとおりである。

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