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コラム 2018.9.19 レポート:大田中 秀一 / 写真:大田中 秀一

日産が復活させたダットサンブランドだが、世界が失望していると思う

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2018年8月開催のガイキンド・インドネシア・インターナショナル・オートショー(GIIAS)での「ダットサン GO クロス」

かつてはアジアでも輝いていたダットサン

今回は、ジャカルタ暮らしのときから好きだった「ダットサン」ブランドのお話です。ダットサンは言わずと知れた日産自動車の前身になったメーカーで、80年代までは日産の1ブランドとして海外を中心に親しまれていました。当時のインドネシアは「ダットサン ピックアップ」の全盛期で、カロセリ(※)も含めてどこにでもある乗用車でした。セダンを買えるお金持ちは「ダットサン 510(ブルーバード)」、「ダットサン 120Y(サニー)」、「ダットサン 140V(バイオレット)」に乗っていましたね。

※カロセリ
メーカーから出荷されるシャシーの上にボディを架装し、乗用車のように仕立てること。いわゆるカロッツェリアです。ダットサントラックの場合、鉄製のボディを作り、3列シートSUV風に仕立てたクルマで、インドネシアでは乗用車として多くの人に愛されました。

シンガポールや香港では「ダットサン 220C、280C(セドリック)」も多く、タクシーも「クラウン」より280Cの方が多かったくらい。帰国の際に立ち寄ったこれらの国で、ジャカルタでは見られないダットサン車を見たり乗ったりするのが楽しみだったのです。今では、シンガポールなら「ヒュンダイ ソナタ」や「シボレー エピカ」が、香港なら「トヨタ コンフォート」がタクシー界を席巻していますが、当時はみなさんが想像できないほどダットサンのシェアがあったんですね。

アジアでは一定のシェアがあり知名度が高かったダットサンですが、それもセドリックの世代で言えば430型、ブルーバードなら910型までで、そのあとはまさに凋落、あっという間に消えてしまいました。日産ブランドへの強引で性急な変更が致命的だったと僕は考えています。

例えば、当時910型ブルーバードに取り付けられていたエンブレムは、「DATSUN 180B」→「DATSUN 180B by NISSAN」→「NISSAN BLUEBIRD」と短期間で変わっていき、ダットサンブランドが消滅してしまいます。その間は大した説明もありません。そしてこのタイミングは、日産が販売不振から90年代末の経営危機へと転落していく時期とも重なっていたといえるのです。

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みんなのコメント

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  • bek*****|2018/09/19 07:22

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    多分、今の日産の経営陣がクルマに興味がないんだろうな。「カーガイ」がいないんだ。
    片山豊(フェアレディZの父)とか桜井眞一郎(スカイライン生みの親)、水野和敏(ミスターGT-R)みたいな強烈な個性を持った人がいないかね。
  • opu*****|2018/09/19 07:25

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    日産はかっこよく言えばグローバル企業で海外の方も多く働いています。しかし、日産と言う自動車会社の歴史や思い入れは殆ど無いからこそ、大事にしなくてはならないブランドに対してもそういう扱いが簡単にできてしまう。最近の日産車作りに全く情熱を感じない。既存の技術をいかにも最新で装備しましたとか、ラインナップを見ると本当に…
  • tak*****|2018/09/19 07:31

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    田氏、青山氏、竹内氏が泣いてるよ。

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